朴槿恵、弾劾で大統領失職!

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※韓国憲政史上初の「弾劾失職」「任期を全う出来なかった」大統領として歴史に名を刻んだ。
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※裁判官全員の賛成だったのは予想外。

3月10日、韓国にとっては朴槿恵の弾劾裁判の宣告が出される「運命の日」だったがその答えは

「弾劾妥当」

だった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170310-00000025-yonh-kr
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※弾劾裁判の経緯。

これに伴い、朴槿恵は即座に大統領失職60日以内に大統領選挙が行われる。勿論「弾劾で失職した」のも「理由に関わらず任期を全う出来なかった」のも韓国憲政史上初となる不名誉だ。驚いたのは8人の裁判官全員が弾劾に賛成した事。直前の世論調査では弾劾賛成は77%で反対18%を圧倒していた。裁判官もこの様な世論を重視した可能性もこの国の場合、大いにあり得るが、朴槿恵は事情聴取や大統領府への家宅捜索を拒否、または妨害と受け取れる対応も大いにあった。そういう点が裁判官の心証を大いに害したのはまず確実だろう。
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※それなりに公正に審判した、とも言える。

判決要旨では

・崔順実の利益のため大統領の地位や権限を乱用しており、公正な職務を遂行したとはいえず、憲法国家公務員法、公職者倫理法などに違反した

・崔順実が実質支配した「ミル財団」と「Kスポーツ財団」の設立や崔順実の利権介入を支援し、両財団に巨額を拠出した企業の財産権と経営の自由を侵害した

・大統領の指示または放置により、職務上の機密に当たる資料が崔順実に流出したのは、国家公務員法の機密厳守義務に反する

・大統領の指示による不当な人事異動措置を認めたが、崔順実の私益追求を妨害したために人事措置が行われたと認めることは困難

・崔順実の元夫、チョン・ユンフェが国政運営に介入していることを記した青瓦台の資料を初めて報道した日刊紙・世界日報に圧力をかけ、青瓦台が同社の社長の退任を求めたとの疑惑に関しては、朴槿恵が関与したと認められる証拠がない

・「セウォル号」沈没事故での朴槿恵の行動は弾劾理由にならない

・「朴槿恵違憲・違法行為は代議制民主制の原理と法治主義の精神を毀損したもの」

・「国民の信任に反しており、憲法守護の観点から容赦できない」

と言った辺りが読み取れる。幾ら世論が弾劾に賛成していても弾劾した国会側の言い分をそのまま判決に反映させている訳ではないので、公正に証拠を基に判断した、と言えなくもないが、法治主義の精神の毀損」は国全体の問題であり、朴槿恵一人に責任を負わせる類のものではない筈だが…
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※次は容疑者としての取り調べが待っている。

また、通常に大統領の任期を全うしていれば年金や記念事業、警護・警備、交通・通信、事務所、病院治療、秘書官3人・運転手1人などの支援があるそうだが、弾劾で失職する朴槿恵の場合、警護・警備を除く支援は行わないよう定められているそうだ。その警護・警備も警護期間は5年、必要な場合はさらに5年延長と、最大でも10年だと言う。もっとも朴槿恵の場合、現職大統領の刑事上の不訴追特権がなくなり、容疑者として検察の捜査を受けるのはほぼ確実なので、即座に警護・警備が必要かは疑問だ。

…いずれにしても韓国の政治的混乱はあと2ヶ月は続く。北朝鮮の動きも不透明さを増す中で何が起こるか予測は難しい。日本も巻き込まれる危険がある。用心は怠らないに越した事はない。また次の韓国大統領が誰であろうと反日のろくでなしに変わりはない。余程の事がない限り日韓関係が悪化する事はあっても改善する事はないだろう。その意味では日韓関係に影響を与えるものではない。日本にとって韓国とは「所詮その程度」でしかない。
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※日本は突き放すだけだ。