東京都議会選挙における「蓮舫外し」

イメージ 1
※現在の都議会の勢力図。


今年の「選挙の目玉」は7月の東京都議会議員選挙なのだそうだ。不肖筆者も都民の端くれなので、勿論投票には足を運ぶ所存だが、都知事小池百合子の評価や築地市場豊洲移転問題の是非が「主な争点」と言えるだろう。
イメージ 2
※焦点は小池新党の躍進ぶり、であろう。

焦点は小池百合子の与党「都民ファーストの会」が何処まで議席を獲得するか?であろう。既に公明党との協力体制の構築に成功しており、合わせて過半数を獲得すれば都政は小池百合子の思うがまま、となる。苦戦とも言われる自民党だが、「都民ファースト+公明」の過半数を阻止出来るか?

…と、言いたいが、どちらも過半数に達せず、共産党にキャスティングボードを握られる、なんて展開になってしまったら目も当てられない。不肖筆者の予想ではあるが、有権者の感覚に敏感な小池百合子の事だ。豊洲移転問題に絡んで告示直前に「爆弾」を投下して逆転を目論む、と見ているが、果たして的中するかどうか?

そんな中、存在感が稀薄で埋没感全開なのが民進党である。

イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
民進党は既に負けている…

1日に日経新聞テレビ東京が行った世論調査では、自民党が32%、都民ファーストの会が17%だったと言う。それに対して民進党は2%…ただし、この調査では投票先が未定の割合が3割を越えている為、尚流動的な要素はあるにはあるが、少なくとも民進党に大きな上積みがあるとは思えない。せいぜい3%になれば御の字で、このままでは議席が1桁どころか獲得出来るかすら怪しむ予測まで登場している。都議会民進党の壊滅は必至だが、公認予定の候補の3分の1以上が離党届を出しているのが現状では何処まで立候補者が残るのか…?である。

…それでも「民進党」の看板と共に出馬する人はいる模様だが、候補予定者と弁士が一緒に掲載された「二連ポスター」で蓮舫を採用したのはごくわずか。中には

「応援演説は呼ばない」

との声も出る程蓮舫の不人気は深刻だ。

イメージ 6
※どの道有権者の民意は「民進党にNO」だ。

記事を出したスポニチ民進党の立候補予定者22人への電話、メールでのアンケート(4日現在)や、選挙区内を歩き確認したところ、蓮舫を二連(三連)ポスターに採用していたのは数人だけだったと言う。選挙において党首は「選挙の顔」同然だが、それを「拒否された」に等しいと言っても過言ではない。

そもそも蓮舫は「党勢拡大の切り札」として代表に就任した筈だが、こうなった時点で党首である意味がない。理由は勿論自身の二重国籍問題への対応の悪さ、平気で嘘を吐く人間性など、本人に起因する事は言うまでもない。
イメージ 7
※何も判っていない。

それどころか

「支援者から応援演説には呼ばないでと言われた」

と、明らかにする民進党候補予定者まで出る始末。蓮舫が代表である限り「票が逃げ続ける」のは確実だが、これはVR」の話ではなく「現実の」話である。蓮舫はキチンと認識しているのだろうか?
イメージ 8
※こういうのも落としておかないと民進党は根絶できない。

民進党の場合、この都議選は常考えられる争点の是非以前に「蓮舫が代表で選挙戦を戦えるのか?」が最も重要な争点になりそうだ。蓮舫参議院東京選挙区選出だ。「都議会も一地方議会」の一つに過ぎないが、党首の「お膝元」で「惨敗」しようものなら党首の衆議院への「鞍替え」より党首の「鞍替え」が優先課題になる。退陣要求の噴出は必至だろう。果たして蓮舫は「都議選の結果の落とし前」をどう付けるのだろうか?そこにも「本人の器量」が問われる事は言うまでもない。「ポスト蓮舫」の後釜にもロクなのは居ないだけに都議選が「民進党の終わりの始まり」に繋がる事もあり得るだろう。都議会選挙の「もう一つの楽しみ」になりそうだ。
イメージ 9
※「党首の顔」である。