党幹部の妻まで離党する民進党、だが本人の行動は…?

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※自分ファースト…
東京都議会議員選挙が近付く中で、民進党にまたもや「激震」である。

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東京都議会議員選挙で民進党公認で立候補予定だった現職の柿沢幸絵が5日に民進党に離党届を提出していた、と言うのだ。彼女は民進党役員室長だった柿沢未途の妻である。つまり

都議会議員選挙を前に現職議員が、それも民進党幹部議員の妻が離党した」

と言う事だ。これで東京都議会議員選挙で民進党の公認を得ながら離党した者は16人目だが、インパクト」と言う意味ではこれまでで最大かもしれない。
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※勿論夫の面子は丸潰れ…

柿沢幸絵はこれまで旧姓を用いた「野上ゆきえ」名義で活動していたが、今月になって戸籍名の「柿沢」姓に改めた。夫の柿沢未途小選挙区での勝ち上がりなので、夫の支持層を取りこぼさない為にも「柿沢未途の妻」と言う面を強調する狙いがあるものと思われる…と、言うか、そうでもしなければとてもじゃないが勝ち目はない、と言う裏返しなのだろう。前回の都議会議員選挙で柿沢幸絵はそれまでの地盤だった練馬区から夫の地盤である江東区へ鞍替えして当選した。もっともこの時柿沢未途は「みんなの党」所属だったので当時「みんなの党」に期待していた無党派層を取り込んでいた可能性は極めて高いのだが…
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※だとしたら小池百合子も人を見る目がない。

ところが今回は「民進党だ。その時点で「逆風」どころの騒ぎではない。議席獲得予測では民進党都議会議員選挙の獲得議席は2、なんて民進党にとっては「絶望」以外何物も生まない予測すらあるのが現状だ。柿沢幸絵がこのまま立候補したところで夫の支持層を100%活用できたとしても、また「柿沢未途の妻」と言う面を強調してもそれらで得られる票より「民進党公認候補」と言う理由で逃げていく票の方が圧倒的に多い、と言う結論に達したのだろう。柿沢幸絵は無所属で立候補して「都民ファースト」の支援を求める、との事だが、「野上」から「柿沢」に名義を改める事で強調しようとした「民進党幹部議員の妻」と言うのが逆に足枷になる事も十分有り得るし、それ以前にその言動はどう考えても

「自分が都議に当選するためなら形振り構わずの『自分ファースト』」

だとしか思えない。民進党など都議会から消えてなくなって貰って大いに結構だが、この様な

「当選するため形振り構わずの『自分ファースト』の『都民ファースト候補』」

にも同時に消えて貰わなくては都議会の浄化は果たせない。今回の都議会議員選挙で重要なのは政策論争」の他に「都議会の浄化」と言う面もあるのだ。そういう目的を阻害する他党から鞍替えした「都民ファースト」候補については誰であれ、その政治経歴をよく調べた上で投票する価値があるのかどうか判断しなければなるまい。柿沢幸絵には小池百合子からの誘いがあった、とも言われているが柿沢幸絵は5月25日に蓮舫の応援演説を受けたにも関わらず、直後にこの様な挙に出た。しかもおときた駿議員によれば2013年7月に柿沢幸絵は党内の多数決で負けたにも関わらず自分の立場を「幹事長」だと偽り勝手に「所属議員異動届」を提出し、自らと意見が異なる4名の都議会議員を会派から強制的に離脱させる「文書捏造」行為を行なった、と言うとんでもない前科があるのだと言う。所属が民進党だろうが都民ファーストだろうがこういう

「人間的に問題がある」

人物を都民の代表である都議になどしてはならない事は論を待たない。
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※代表の応援演説の直後に離党するとは常識がない。
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※夫の面子を潰してでも都議でいたいのか?それとも夫婦で離党するつもりなのか?

…妻の離党劇に勿論夫の柿沢未途もタダでは済まなかった。即日民進党役員室長の辞表を提出する羽目になった。柿沢未途はこれまで様々な政党を渡り歩き、みんなの党、結いの党、維新の党、そして民進党でもそれなりの役職に任命された経験はあるのだが、その殆どが「解任」だったりと、ロクな辞め方をしていない。今回もその例に漏れないが、柿沢幸絵とてここで自身が離党すれば夫に迷惑がかかる事は百も承知だろう。それでも離党したのは

「夫にかかる迷惑より自身の選挙活動を優先」

した結果ではないのだろうか?それは「自分ファースト」のなせる業か?それとも柿沢未途民進党を見限って夫婦揃って離党する為の布石なのか?それは定かではないが、確実に言えそうなのは

「柿沢幸絵は都議として相応しくない」

と言う事であろう。健全な都政を望むのであればこういうのを落選させるのも都民としての「義務」である。
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※柿沢幸絵の言動に騙されてはいけない。