都議選の結果は「安倍政権批判」の民意の表れなのか?
※予想以上に大勝だった。
昨日投開票が行われた東京都議会議員選挙は
と言う結果だった。
都民ファーストは55議席と単独で過半数には達しなかったが、公明党の23議席を加えれば78議席と過半数を大きく上回る。一方自民党は選挙前57議席だったのが23議席と大幅に議席を減らした。この数字は「悪夢の民主党政権」誕生直前に行われた2009年の都議会議員選挙の数字を下回る大敗である。
※都議選の結果。
どうしてこうなったのか?と言う分析で多くのマスコミは
に対する安倍政権への「批判の民意」が表れた、と分析する記事が多い。実際安倍首相も
「大変厳しい審判が下された。自民党に対する厳しい叱咤と受け止め、深く反省しなければならない」
※流石に衝撃は大きかったのだろう。
大勝した小池百合子は
「私が戦ったのは自民党都連のみなさんだ」
と、述べるなど、
「安倍政権との対決」
と言う認識はしていない。また、
※これでは都議選で大幅な議席増にはならない。
「安倍政権批判に対する民意」
は国会での「野党4党」の得票には繋がっていない、と言えるのである。
そう考えるとこの都議選で表れた「民意」は
「自民党東京都連にNO」
と言う事なのだと言える。これまで内田茂一人に実質支配され、伏魔殿と化していた東京都議会、その浄化が
「裏の争点」
として機能していたのなら
※これからが「小池都政のチェック」のはじまりである。
一方、小池百合子としては強力な与党を手に入れ、ここから本領発揮、と言ったところだ。そこで傲らずに初心のまま、何処まで「都民の為の政治」が出来るのか?都政に対する「チェック」はこれからである。
※と、言う事は忘れてはならない。