マスゴミ化するマスコミ

「マスコミの『マスゴミぶり』」

が目立つが、

「それは何故なのか?」

と言う考察の興味深い記事である。
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「最低時給1000円」を主張していながら自社のバイトは時給910円で募集していた中日新聞、社説で電通で起きた過労死事件を取り上げて長時間労働を批判したものの、その1ヶ月後に労働基準監督署から本社が是正勧告を受けた朝日新聞民進党顔負けの

「ブーメラン芸」

を披露しているが、その原因を記事は

世の「ジャーナリスト」を名乗る人のほとんどが、何か物事を批評しようとする際にもっとも頼りにしているのは、自分の「勘」》

だと指摘する。

勘の赴くままにスラスラと主観を書く》

から深い考えも後先も考えない「結論ありき」の文章では民進党の国会質問とレベルは変わらない。そんなのがTVや新聞、雑誌の紙面のかなりを占めるのだから「ジャーナリズムがまともに機能しない」と言うのも必然の結果、と言えるだろう。

その上ネットの発達で「過去の発言との整合性」を厳しくチェックされる為、「その場その場」での主張は簡単に「ボロが出る」時代になっている。記憶に新しい所では蓮舫二重国籍問題、当初蓮舫は疑惑そのものを否定していたが、ネットで二十数年前の発言を掘り出され、そこで本人が「二重国籍」を明らかに認識していた事が明白になった。

今にして思えばネットがここまで発達していなければ蓮舫二重国籍問題をウヤムヤにして逃げ切っていたかもしれない。仮に過去の発言を掘り出されたとしても報道されない限りその影響は一部にとどまっていた可能性は高いだろう。中日新聞朝日新聞も「ブーメラン」を指摘されて炎上騒ぎになる可能性は低かったでsろう。

マスコミがネットの情報を評価しない、報道を全て記録して保存する「アーカイブ」に反対しするのもこういう事態を嫌うからに他ならないが、「時既に遅し」で、「そうなりそうな記事」の時点で誰かしらスクショなどの形で「証拠」を残しているもので、既に「個人レベルでは行われている」と判断して差し支えない。…不肖筆者がこのブログで記事のスクショを添付するのも同様の理由からだ。

そういう「時代の変化」にマスコミが自らを適応させられず、旧態依然のまま、と言うのが

「マスコミのマスゴミ化」

に拍車をかけている、と言える。ジャーナリストがどういう立ち位置でどういう表現で文章を書こうがそれは基本的には「個人の自由」だが、そういうネットの対応を前提に自分達が変わらないとネットで簡単にボロを突かれて却って「名を落とす」結果になりかねない。論調が保守でもリベラルでも「健全なジャーナリズム」は必要だ。その為には

「ネットの対応を前提にした変革」

は最早必須だが、果たしてマスゴミにそれが出来るか?「民進党レベルで満足」であるなら「何を言わんや」だが、「権力の監視」と言う看板を掲げるのであれば

「まずは自分が変わり身を見せる」

必要はあるだろう。

「監視『する側』が監視『される側』より腐っているのでは話にならない」

のだから。