独裁志向の小池百合子と離党都議の出現が意味するもの。

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※その「懸念」は間違いではなかった。

希望の党」の1次公認候補192人が発表され、その内110人が「民進党候補者」だった…

その民進党候補者には政策協定書に署名させ、提出を求めていたが、

希望の党に資金提供」

と言う項目をわざわざ入れたのは希望の党」設立直後で「資金難」だからであろう。産経新聞によれば結果的に民進党候補者から希望の党に「7億6700万円」程が「上納」される形になると言う。…原資は民進党への政党交付金であり、更に言えば「我々国民の払った血税だ。

選挙には多額のカネが必要になるので設立即選挙で選挙資金調達手段もロクにないと思われる希望の党としては「やむを得ない」部分はあるのかも知れないが、小池百合子はそんな「算盤勘定」の前に自分の足元を見つめ直した方が良さそうだ。
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※「国政進出」は都知事の任ではない。

「新党を結成して国政に進出」する事はどう考えても「都知事の任ではない」のは明らかだが、小池百合子の都議会与党の筈の「都民ファースト」から音喜多駿、上田令子の両都議が離党する意向である事が明らかになった。理由は勿論


である。しかも両名とも小池百合子都知事に手を挙げた時に「真っ先に支援した」最古参の存在である。そういう立場であるにも関わらず「見切りを付けたのも真っ先だった」と言う点に


が垣間見える、と考える事も出来るだろう。
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※最古参の支持者が真っ先に見切りを付ける「意味」を考えれば小池百合子の本性が垣間見える。

小池百合子は「東京大改革」と称しているが、この国政進出がそれにどう繋がるのか?具体的な説明は出来るのだろうか?…都民が納得出来る説明が出来るならまだしも、東京都知事として「都民ファースト」と「希望の党」を仕切って東京に何をするつもりなのか?見えてこない。オリンピックの準備や豊洲市場への移転、と言った「都政の課題」もまだまだ沢山ある。「国政に目を向ける余裕」があるならそちらを優先するべきなのは都知事としては当然だ。そもそも「優先順位」からして間違っている。
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小池百合子は独裁志向だった、と言うこと。

都民ファーストの会」とは窮屈な組織らしく、音喜多都議によれば

「代表人事は密室談義」

で決まり、上田都議によれば

「自由な発言も活動もさせない」

のだと言う。コレは都民ファースト」でも「希望の党」でも小池百合子の下にいるとそう「させられる」らしい。

「言論抑圧」「情報統制」としか言い様がない対応を小池百合子は他者に強いるらしい。憲法で「言論の自由」「表現の自由」が保障されている民主国家では明らかに「異常」だとしか思えない政党の在り方である。小池百合子は「統制」好きなのだろうが、そういうタイプのトップは支那北朝鮮「だけ」でも十分すぎるのに何が悲しくてこの日本で「そんなトップ」を作らなければならないのか?そもそも希望の党は誰を首班指名するつもりなのか?まさか前原誠司」とは書くまい。自前候補には「それに値する名前」はない。それなら民進の当選者に「安倍晋三」と書かせるよう迫った方が面白いのだが、それなら政権批判はしないだろう。

いずれにしても小池百合子が独裁志向で「希望の党」や「都民ファースト」が「非民主的」なのはよく判った。希望の党」を勝たせるとどうなるか?都政がそれを如実に示しているが、それを見てもまだ「希望の党」に「希望」を見いだせるだろうか?

…そしてコレが小池百合子の本性だと言うなら音喜多、上田両都議が離党を決断したのは正解、とも考えられる。離党する都議は更に出るかも知れない。また希望の党も同様に民進党系がまとめて離反したり、希望系でも小池百合子に失望して離反、なんて事も十分有り得る話である。どれだけ候補者を擁立し、当選したとしてもコレでは「砂上の楼閣」に過ぎない。既に「化けの皮」が「剥がれ落ちかけている」のであれば無理に投票する意味もないであろう。この離党劇がどの様な影響を与えるかは未知数だが、続報が出る程小池百合子の本性が見えてくるに違いない。投票を考えている方は特に要注意、である。
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※「希望」が「砂上の楼閣」では意味がない。