足立砲が明らかにする加計学園反対派の闇
「『死ね』という言葉が不適切であることは承知しているが、問題提起として使った」
との事。
国会で足立議員は
と、「もりかけ」に関連して野党議員が関係する疑惑を指摘、それも当該者を名指しで犯罪者扱いで言及したのだからタダで済む筈がない。指摘された議員が所属する立憲、希望は早速反発し、
と、懲罰動議の提出を示唆した。
足立議員の主張が事実無根の誹謗中傷に過ぎないのであれば反証すれば済む話なのだが、この議員の投下した爆弾には
「反論せず、懲罰動議で対応する」
と言うのが民進系の「お約束」の対応である。
足立議員が名指しした玉木雄一郎、福山哲郎は共に過去に獣医師会から献金を受け取っている。加計学園の件がクローズアップされる以前の話ではあるが、「仮に」獣医師会が「獣医学部の新規参入阻止」を目的にこれらの議員に献金と共にその働きかけを依頼し、それに応じる形で加計学園の獣医学部新設反対の立場から国会質問したのであれば(事実質問はしている。)、あっせん利得罪のケースに当てはまる可能性もあると言える。
※あっせん利得処罰法
…とは言え、足立議員は具体的な証拠を提示してその主張を行った訳ではない。現時点では「外形的に」そうなっている可能性がある、と言う所まで、であろう。また「獣医師会が自分達の既得権益確保の為に議員に働き掛けを行い、その見返りとして献金していた」事を立証するのは相当に難しい。そうなると足立議員の発言は単なる憶測、誹謗中傷の類でしかなく、それ故に立憲民主党や希望の党が言う様な「懲罰動議」の対象にしかならないのか?と言うとそうでもない。
※発言が献金の効果なら完全にアウト。
野党は加計学園に関して
「理事長が安倍首相の親友」
と言う一点から
と、証拠もないまま無駄に追及をしている訳だが、同様の理屈で言うなら
「玉木雄一郎の親族が獣医師である」
点を突いて
と、証拠もないまま追及出来る事にもなる。野党は安倍首相に「説明責任」やら「潔白の証明」を要求していたが、同じ理由で玉木雄一郎にも獣医師会との関わりについて「説明責任」やら「潔白の証明」を求めても問題はないだろう。
「自分達がそういうロジックで他者を追及するのは当然だが、自分達が同様のロジックで追及されるのは許容しない」
なんて手前勝手なダブルスタンダードが罷り通る訳がない。足立議員がした事はその意味では
「ブーメランを横から投げ返した」
と言う解釈も可能である。…表現のキツさは「倍返し」どころではないが…
※説明責任は当然だ。
いずれにしても「国会議員の犯罪行為」に関わる疑惑の指摘だけに無視する事は出来ない。当該議員に説明責任がある事は論を待たない。特に玉木雄一郎は加計学園の獣医学部新設に「違法性がない」事を認識していながら反対した事、また石破茂にも「100万円の献金と『石破四条件』で新規参入を事実上困難にした」(獣医師会の議事録にはそういう認識が書かれている。)事との関連など、明らかにされるべき点は多数ある。
森友にしろ、加計にしろ、野党がしつこく追及する理由に「新たなレッテル貼り」と言うのがある。第二次政権当初の「右翼」「軍国主義者」に始まり、様々なレッテル貼りを野党は試みたが何一つとして定着する事はなかった。それでも「バカの一つ覚え」で今度は
「オトモダチばかりを重用する『お友達政治』」
と言うレッテルを貼ろうと企んでいるのである。だからこそ森友では昭恵夫人の交友関係が、加計では安倍首相自身の交友関係がクローズアップされたのである。こんなのに乗せられるのは阿呆でしかない。
※国民も既に見抜いている。
勿論「疑惑の核心」はそこにある。国民の注目も「そこにある」が足立砲の標的にされた議員はどうするのか?特に石破茂、安倍首相にとってはこの者を「処分」する絶好の機会でもある。安倍首相はどうするのか?
※名指しされた議員は是非正面から反証してもらいたいものだ。