西郷隆盛の新肖像画発見…なのか？
今年のNHK大河ドラマの主人公でもある西郷隆盛、「コレが西郷だ」と断定できる写真は残っておらず、知名度と人気の割に「本当の顔」は判っていない。上に添付した有名なイタリア人画家キヨソネが描いた肖像画、作者のキヨソネは西郷隆盛と会ったことはなく、弟の西郷従道と従弟の大山厳の顔をコラージュした「肖像画」と言うより「想像画」である。また上野にある有名な銅像、除幕式の時点で「あんな顔じゃなかった」と指摘されたのもよく知られた話であろう。
※イメージ的にはそう思えるが…？
コレがその肖像画だと言う。いつ、誰が描いたのかは現在の所不明なのだそうだ。少なくとも昭和初期には既にあり、その後個人所有のまま、世に知られる事なく今に至った事だけは確かである。西郷隆盛の縁者にあたる人からは
「祖先から聞いていた西郷さんの特徴が揃っている」
との事で続報が待たれる話ではある。
西郷隆盛の写真が残っていないのは本人が写真を嫌ったからだ、と言われている。明治天皇が所望されても頑に断った、なんて話もある様だが、その明治天皇が写真撮影を承諾したのは「写真嫌いの西郷が応じたから」と言う説もあるらしい。と、すれば明治天皇の所有品に「西郷の写真」がある可能性が僅かながら出てくる。写真嫌いの西郷が写真撮影に応じ、それが家族に渡っていないのであれば、行き先として明治天皇、となる可能性が最も高いからだ。明治天皇は西郷を相当気に入られていた様で、西郷死去の報せを聞かれた際、
「西郷を殺せとまでは言っていない」
とその死を嘆かれた程だったと言う。
