思った以上に衝撃的な森友関連文書書き換え問題

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※思ったより衝撃的じゃないか。

財務省による

「森友関連文書書き換え」

問題、本日国会に報告されるが、既にその概要はマスコミが明らかにしている。それによれば

「思っていた以上に衝撃的」

と言えるのではないだろうか?

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途中で書き換えられた文書は14あり、このうち1つは、情報公開法に基づく「開示請求後」に書き換えていたと言う。しかも書き換えは財務省本省の指示で昨年2月末以降に行われたと言うからこれでは昨日産経新聞が報じていた様な「訂正」レベルとは言えないだろう。…尤も佐川前国税庁長官の指示、と言う訳ではない模様だが「忖度」にも値しない「藪蛇」そのものでしかない。

書き換えがあった14の文書の内訳は、貸し付けに関する決裁書が2つ、売買に関する決裁書が1つ、特例に関する稟議書が2つ、これらに付随する文書が9つだった。1つの文書から交渉の経緯などを削除しようとしたところ、玉突きで次々に書き換えせねばならなくなった、との事だが、そんな事は言い訳にもなるまい。特に開示請求後の書き換え、と言うのは致命的に「アウト」であろう。理由は勿論

「佐川前国税庁長官の理財局長としての国会答弁に整合性を与えるため」

であった。
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理財局が保管していたのは決裁後の文書だけ。近畿財務局も文書の大半を大阪地検に押収されていた為、発覚が遅れた模様だが、麻生太郎財務相福田淳一財務事務次官、太田充理財局長らは一切関与していなかったのは「不幸中の幸い」とでも言うべきか。関与していたら間違いなくその首は飛んでいたであろう。 

また、関与していた政治家として、鴻池祥肇平沼赳夫鳩山邦夫北川イッセイらの名前があり、各々の議員(当時)の秘書が「働きかけ」を行っていた事が「元の文面」には明記されていたものの、書き換え後は「全て削除されていた」と言う。

下手人は財務省理財局の職員と見られており、理財局長、事務次官、大臣も「監督責任」を問われるのは必至の情勢だ。民主党政権の際の「公文書改竄事件」では下手人は「減給10分の1を1ヶ月」、所轄大臣は「会見での謝罪」で片を付けたが今回の一件は事の重大性、社会的影響を考えるとそんなものでは済まされないのは確実である。下手人は懲戒解雇の上、刑事告発、理財局長は降格、事務次官も良くて減給、最悪更迭、そして大臣も謝罪会見は勿論の子事、減給位はやっておかないと世間に顔向けなど出来まい。

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…一方野党は麻生財務相の首や内閣総辞職を求めて怪気炎全開だが、コレで内閣総辞職しなければならない、となると

「一職員の不正で倒閣が可能」

と言う悪例を作る事になる。それなら安倍首相でなくても気に入らない首相は

「政権に不満のある公務員を一人抱き込む」

事で自在に退陣させられる。それは「政治の機能停止」を意味するが、野党はそれを理解していない。勿論真相解明は絶対だが、それでも野党の連中に任せる事など絶対に出来ない。財務省の自浄と内閣としてどう対応するか?真価が問われる。
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