麻生財務相の首を取りに行くだけが野党の対応ではない
「すぐ首相や関係閣僚の首を取りに行く」
「自分達の要求が容れられないと審議拒否」
では世間の理解は得られない。
世間に公表されるかは別にして、野党の調査で書き換えの実行者を特定し、刑事告発すれば世間はそれを支持し、納得するであろう。国会は立法府。法律の制定が任務であり、犯罪捜査は司法の役割である。「三権分立」の基本だが、野党にその理解はあるのだろうか?不祥事を追及して大臣を辞任させる事ばかり目が向いてそこに拘るのでは大局観が余りにも無さすぎる。勿論国会で審議すべき事は他にも山ほどある訳だし、国会審議は大臣を追及して辞任させる為に行うものではない。それを
「国会による行政のチェック」
と言えない事もまた確かであろう。
それでも
「国会審議を通じて大臣を辞任させる」
事を「成果」と勘違いしているのでは野党に「成長」はないと断言できる。仮にそれで安倍首相や麻生財務相の首が取れたとしてもその後どうするのか?と言う展望は野党の言動からは何ら感じない。寧ろ「民主党政権の頃から何も進歩していない」と言うだけの話だが、そんな体たらくで国政を担えると本気で思っているのだろうか?もしそうならそんな何も出来ないアホ集団より例え問題があっても政策実行力のある方がまだマシ、と言う考えだって有り得る。
※成長ゼロ。