野党の「愛媛県庁視察」パフォーマンスに意味はない
「パフォーマンスなら止めて欲しい」
と、釘を刺した。
「備忘録と言う個人のメモ」
である。それを「公文書」とはどう見ても言えない。自分達の主張に都合の良い「物」が見つかったからと言ってわざわざ愛媛県庁まで足を運ぶと言うのだから野党議員と言うのは余程暇なのだろう。日々残業だなんだと働いている一般庶民からすれば羨ましい限りである。
この文書で言う「面会」は15年4月2日となっているが、文書そのものが作成されたのは4月13日、とされている。何故10日以上時間を開けて作成されたのか?記憶に間違いはなかったのか?そういう疑問を抱く方もいるだろう。それを検証する必要があるとしても一義的には愛媛県知事が当該職員に聞き取りすれば事は足りるのであってわざわざ国会議員がする程の事でもあるまい。また、野党が言う様に
として、官邸もそういう前提だったとしたら愛媛県、今治市も同様の認識で動いていた、と証明する必要がある。そこまでの立証が出来て初めて国会で質問出来るレベルに達するのであってそうでなければ質問する行為そのものに意味がない。
結局は作成した職員がどういう認識なのか?それを明確にする必要があるが、それも必要があるなら愛媛県知事が聞き取りすれば良い。
「安倍首相が便宜を図ってくれる」
と言う認識だったとしても国側がそうでなかった事はこの件の議事録で昨年の時点で既に明らかになっている。そもそも
と言うシステムだと言うのだから、国側としては
「総理のご意向」
など反映される余地はない、と言うわけだ。結果的にそう見える、と言うだけでしかない。
既に加計学園の獣医学部は開設し、学生がそこで学び始めている。野党はこの期に及んで加計学園獣医学部を止めよう、と言うのか?そうしたら学生の転学問題など更なる問題が発生する。安倍首相の関与の有無とは無関係に学校それ自体を止める事などもう出来ない。プロセスを追及する意味がないのである。
どうしてもこの件で安倍首相の首を獲りたいのであれば
「加計学園から安倍首相への金銭授受」
を証明する方が手っ取り早いが、その可能性すら誰も口にはしない。「シロ」だと判っているからだろう。
この件ではそれを証明しない限り議論する事は「時間の無駄」でしかない。野党もそこに斬り込まなければやる事全て「パフォーマンス」にしかならないが、そういう覚悟などないだろう。所詮は自分の土俵でしか物を言えない卑怯者集団でしかないのだ。そんなのに付き合うマスコミも同じ穴の狢、相手にするのもバカバカしい。中村知事はそれを明確にしたのだ。切れ者の知事ではないかと思う。