石破茂を推すのは野党やマスコミ
※結果は容易に予想出来るだろう。
自民党総裁選が本格スタートした。
「安倍首相VS石破茂」
と言う構図だが
既に国会議員票は安倍首相が圧倒しており、党員票も調査によってではあるものの、安倍首相優位、と言っても差し支えない情勢である。
「どちらが勝つのか?」
と言う命題は存在するのかどうかすら怪しく、実際には
「安倍首相が何処まで圧勝するか?」
「次の役員人事」
「石破茂や石破派が何処まで干されるか」
が焦点になっている、と言っても過言ではなかろう。
石破茂にとってはスタート直後から「絶望的な」選挙戦、とも言えるが、その象徴、とも言えるのが
「石破支持を打ち出しているのは投票権のない野党やマスコミ」
と言う事態なのであろう。
と、して9条より「合区解消」「緊急事態条項」を優先する考えを示した。
その理由は
「共産党も含めて、多くの党の賛同を得られるものから」
と言う事らしい。与野党の合意を重視する姿勢は判らなくもない、と言える部分もあるが、この者の場合、裏を返すと
「与野党で合意出来ない項目は棚上げ」
に等しい。総理大臣が石破茂だろうが他の誰であろうが
「9条2項削除、国防軍保持」
と言う改憲案に共産党は絶対に賛成などしないだろう。それどころか「議論する事」自体に反対するに違いない。共産党を説得して賛成に転じさせられればそれだけで「物凄い偉業」だが、そんな事はまず不可能だと言って良い。つまり石破茂が本心から「改憲を望んでいるか?」は非常に怪しく、寧ろ
「安倍首相以上のタカ派vs相手よりは穏健だが『大嫌いな』安倍首相」
それだけで石破茂を当選させてはならないのは明白だが、それだけではない。
前回安倍首相を地方票で圧倒できた理由はこういう事であったと暴露されている。要するに石破茂には勝ち目もなければ総裁の器でもない事は否応なく理解出来る。コレでも支持する理由があるのだろうか?寧ろこの体たらくで総裁、ひいては総理大臣の座を狙うと言うのはそれだけで安倍首相を激怒させ、総裁選後の冷遇への十分な理由になる。自民党員に懸命な判断が求められるのは当然であろう。どう考えても石破茂は「その器」ではない。