韓国への輸出規制、日本は「100%正しい」


※摘発した事より未然に防げなかった事が問題なのだが。

日本が韓国に対して行った「半導体原料輸出規制」「ホワイト国認定除外」、その理由は

「韓国に戦略物資管理の不適切な事案があった」

と言う事であった。日本政府が具体的な事例や証拠を公式に提示しなかったのを良い事に韓国は

「だったら証拠を示せ」

と、強気の対応に出たが、FNNがそれを報道してしまった事で完全な裏目になってしまった。何せ4年間で156件もの「密輸出」が行われていた事が判明、その通りであれば誰の目にも

「日本の対応が正しい」

事は明白である。政府としてそこまでしなかったのは一種の「武士の情け」なのだろうが、それを理解出来ないのだから韓国は救いがない。それどころか弁明出鱈目である事が露呈し、「恥の上塗り」と言う結果を招いている。


※「氷山の一角」でしかないのだろう。

韓国産業部によると、2017年12月にベトナム向け、今年1月にアラブ首長国連邦向けのフッ化水素酸の不正輸出が摘発された。韓国産業部関係者は

「摘発されたフッ化水素の原産地は日本ではなく韓国や中国だ」

「最近、日本製フッ化水素が韓国を経て不正輸出されたことはない」

「2015年以降、156件の違反を摘発したのは、それだけ韓国の戦略物資輸出統制システムがきちんと機能していることを示している。日本は摘発件数も公表せずに代表的な事例だけを明らかにしているが、この中には北朝鮮に不正輸出されたケースもあった」

等と主張して「韓国の対応の正当性」を主張したかった模様だが、これは

「幾ら犯罪が多発していてもそれなりに警察が犯人を検挙しているから『治安は良い』と言える」

と言う様なものだ。如何に馬鹿げた主張であるかは火を見るより明らかだ。そもそも「4年間で156件もの密輸出」が「検挙率100%の結果」とは誰も言っていない。所詮は「氷山の一角」でしかないのだ。

※韓国は政府見解でも嘘を吐く。

化学兵器生物兵器の原料となる戦略物資がイラン、パキスタン、シリアと言った「北朝鮮の友好国」に密輸出されていた、と言う時点でそれが摘発されようがされまいが「それ自体が大問題」である。勿論当該戦略物資が「どの国が原産国か」だなんて次元の話ではない。「戦略物資がそれを持つと悪用しかねない国へ密輸出されている」事それ自体が既に

「管理体制に疑問を持つ」

理由になる。結局「日本の対応が正しい」事を韓国側が暗に認めているに等しい。

※韓国も間接的共犯だと言われても仕方ない。

また、マレーシアにVXガスの原料が密輸出されていた案件もあると言う。2017年に起きた金正男暗殺事件の現場はマレーシア、凶器はVXガスだった。犯行を指示したのが北朝鮮なのは明白だが、韓国の密輸出が「間接的に犯行に手を貸した」形になった事は否めない。また当該業者を摘発した所で金正男が生き返る訳ではない。金正男暗殺事件は「化学兵器テロ」だと言えるが、そういう事に手を貸してしまった国をどう「信用しろ」と言うのか?

また、

「日韓戦略物資会議は韓国側の拒否によりこの3年間開かれていない」

と言う日本の主張に対し韓国側は

「2018年に戦略物資会議が開かれなかったのは、当時の日本側担当局長の座が空席だったからだ」

と、反論したが、


世耕経済産業相によってその嘘は簡単に暴かれた。韓国は政府レベルでもこういう稚拙な嘘を平然と吐く様な国だ。そもそも「ホワイト国認定」していた事自体もおかしいと言うよりない。それが「そもそもの間違い」であり、それを正そうと言うのだ。反対する理由がそれでもあると言うのか?

輸出規制に対する韓国の反論はこの様に悉く出鱈目で意味を為していない。日本の対応は「100%正しい」のである。これらの事実を明らかにすれば国際社会もそういう理解になるのは明白だ。韓国は「武士の情け」が通用する様な「成熟した大人の国」ではない。「痛み」を与えて「身体で判らせる」しかない様な「程度の低い国」だと言う事だ。韓国にシンパシーを感じるのは自由だが、こういう現実もまた、同時に認識しなくてはならない事なのである。