参議院選挙の後の独り言

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先の日曜日に参議院選挙が行われ、下馬評通り自民党大勝でねじれ解消と相成った。
選挙結果を受けて支那や韓国は右傾化を懸念と相変わらず妄想に走り怯えている。

…しかしながら筆者として気になるのは大敗した野党側についてである。
今回の選挙は自民党に対する対抗馬不在、野党共闘ナシ、等自民党を利する様な形になった等と言われてもいるが、それ以上に筆者は主張の時点で勝負はついていたのではないかと感じた。
世間で言われる左翼政党の政策は理想論と捉えられたのではないか?と思うのである。

民主党政権が誕生した際、民主党に投票した国民の多くは当時の自民党に嫌気がさしたか、民主党の政策に期待を込めていたのではないかと思う。しかし民主党に簡単に裏切られ、更に民主党には政権担当能力がないと判明、挙げ句醜い党内抗争を見せられた国民は完全に民主党を信用出来なくなった。

それを体験した国民は理想論ばかりのマニフェストより現実的な物に目を向けるように変化していく様になりつつあるのではないか?

例えば憲法改正でも現在の憲法では尖閣を侵略して来る支那に対応するのは限界があるのは報道レベルでも明白だ。だから何とかしなくてはいけない。平和憲法の理念は素晴らしいが理念で領土は守れない、と言う理解が完全ではないが浸透しつつあるのではないだろうか?

これは一部のみにスポットを当てたに過ぎないが他の争点も同様なのではないだろうか?その結果がこうなったのではないかと?

偶然か必然か判らないが結果的にねじれ国会は安倍政権に始まり、安倍政権で終わった。筆者としてはこのまま安倍首相には有益な政策を推進して貰いたいと思うが、その安倍首相自身も先に参議院選挙で敗北した時は自分の理想をまず掲げていたように感じた。しかし今回はまず経済と、現実的路線から入り前回総選挙で政権奪回した際には「今回の安倍さんは前と一味違う」と感じさせる何かがあった。

やはり理想論と感じさせる政策よりも現実的路線の方を国民は選ぶのだろう。
理想論では政治は出来ない。これが今回参議院選挙での筆者の個人的感想である。