易地思之

「易地思之」とは「相手の立場に立って考える」と言う意味らしい。近々行われるダボス経済フォーラム、安倍首相も出席するが、朴槿恵も出席するようだ。会見でその際安倍首相と握手を交わすのかと質問された朴槿恵は「易地思之」を引き合いに出して自らを正当化すべく詭弁を吐いた。

要するに日韓首脳会談がしたいなら韓国の立場を重視して配慮しろと言うことだ。それは所謂歴史認識問題で日本の譲歩がない限り首脳会談には応じないと従来の主張を繰り返したに過ぎない。

「易地思之」等と四字熟語を持ち出し、支那にゴマを擦る以上朴槿恵は漢字に詳しいのだろう。ならば「後漢書」「三国志・魏志倭人伝」「宋書」あたりに朝鮮半島がどう記録されているか原文を読んでみるがいい。そこに自らが直視すべき歴史がある。

また、「相手の立場に立って考える」事を口にするなら自らの「告げ口外交」を言われた他国の首脳がどんな思いになるか考える器量はあるのだろう。それを理解して「女学生の様な」「告げ口外交」を繰り返すのは余程自らの主張の正当性に自信があるのだろう。ならば直接安倍首相にその主張をぶつけて日本の歴史認識が誤りだと証明すればいい。なぜそうしないのか？

…答えは単純で自分達はそんなのお構いなしで「日本にだけ」要求する都合のいい思考回路しか持ち合わせていないからである。

韓国の歴史認識は嘘・捏造・歪曲の塊である。韓国の歴史教科書の問題を見れば明らかであろう。それが判っているから日本に正面から主張出来ないのだ。

…韓国にしては珍しく客観的に歴史を見た教科書が執筆されたが「内容が親日過ぎる」と批判が起こり、この教科書を採用した学校には抗議や脅迫が殺到する騒ぎになった。

この国では日本の肩を持つのは罪なのだ。事後法で日韓併合に協力した人物の子孫の財産を国が没収するのが合法なのだから。

日韓基本条約及び日韓請求権協定で明らかに解決済の強制徴用問題も蒸し返して国際法無視のおかしな判決を出す。

朴槿恵は「易地思之」の精神があるならこれらも「相手の立場に立って」対応したらどうだろう？出来たら韓国はこんなおかしな国になってはいない。人に要求する前に先ず自分が実践するべきだろう。