問題にするのが問題。

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朝日新聞がまた物議を醸す報道をした。標的は作家にしてNHK経営委員を務める百田尚樹氏のようだ。

問題視しているのは東京都知事選挙田母神俊雄氏の応援演説を行った事である。

その中で 「蒋介石が『日本軍が南京大虐殺をした』と宣伝したが、世界は無視した。なぜか。そんなことはなかったからだ」と発言。太平洋戦争での米軍による東京大空襲、広島と長崎への原爆投下を「これほど悲惨な戦争犯罪はない。大虐殺だ」と批判し、極東国際軍事裁判東京裁判)は「(米軍の)大虐殺をごまかすための裁判だった」と発言したが、事実であり誤認識に基づいた発言ではない。またNHK経営委員の立場で応援演説をした訳ではなくそもそも放送法及びNHK経営委員の服務規則にも規制はない。故に問題はないはずだが…?

朝日新聞毎日新聞には田母神俊雄氏に当選されては不都合な事態でもあるのか?と勘ぐりたくなる内容である。朝日新聞の記事でさえも「法的問題はない」のを認めているにも関わらず、である。

ハッキリさせておきたいのは放送法及びNHK経営委員として「中立」が要求されるのは「放送」それ自体である。百田氏自身もそう明言している。反論の余地のない正論だが、そうだと理解していても百田氏の発言が自身の主張と水と油だけに(繰り返すが百田氏の発言は事実を述べただけ)こじつけでも何でも揚げ足を取りたいとしか思えない。

夕刊フジで百田氏はコラムを書いている。そこから拝借すると「自身の主張に反する者を手段を問わず抹殺するやり方こそファシズムそのものであるが彼等はそれを理解していない。」とあったが、正にその通りである。朝日新聞は百田氏の揚げ足取りの前にその言葉に耳を傾けるべきである。