左翼と天動説

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ガリレオ・ガリレイは望遠鏡を用いた天体観測を行い、地動説が正しいと言う認識を得た。彼自身の観測・研究の成果を本にしたところ教会に異端と見做され宗教裁判にかけられる。裁判で彼は自説の誤りを認めるものの、「それでも地球は回っている」と呟く…

よく知られた逸話だが、実際のガリレオは裁判の時点で高齢の為、裁判自体が面倒で負担だったらしい。それ故早く裁判を終わらせたく自説を誤りにした為、「それでも地球は回っている」とは呟かなかったのが真相らしい。しかし作り話でもこの時代の時点で教会や聖書は最早絶対的権威ではなく、個人の思想・信条を縛る事が出来なくなっていた事を象徴する話とも言える。 

ガリレオがかけられた宗教裁判の本質は決められた思想を以てそれに反する思想を駆逐する事にある。時代が下り思想・信条の自由が人権として保障されている現代では宗教裁判など有り得ない…と言いたいが21世紀の日本でそれと変わらない事が行われているのだから恐れ入る。

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国会で籾井NHK会長を招致して就任会見での発言を追及する左翼政党の事である。
自分達の思想・信条に反する主張をした人物を国権の最高機関の場で吊し上げるやり方はガリレオの宗教裁判と本質は変わらない。しかも籾井会長の発言は歴史的事実であり、また放送法の主旨に反した発言はなかったのに、である。

先日も論証したが、籾井発言にあった「慰安婦は他の国にもあった」は事実である。一番分かり易い例は朝鮮戦争時の国連軍慰安婦だ。因みに在韓米軍に慰安婦を国家的に用意し、管理していた張本人は現大統領の父親である。何かおかしな事を言ったと言えるだろうか?これに反論したいなら慰安婦を動員したのが世界で日本軍だけだったと証明してからにしてもらいたい。先日の国会で共産党の吉良よし子なる議員が「慰安婦は旧日本軍とナチスドイツのみというのが世界の認識」なる発言をしていた。こういう何も知らない無知蒙昧の噴飯発言の主に籾井発言を批判する資格はない。 

また、放送法は海外向けの放送では日本政府の見解・主張を正確に報道する事を要求している。「政府が右と言ったものを左と言う訳にはいかない。」と言う発言はその主旨を理解している発言である。これが放送法上問題な訳ない。これを問題視する左翼メディア、特に朝日、毎日、東京の新聞社は放送法の主旨及び不偏不党・公正中立の意味を理解していないと判断できる。その方が報道に携わる者として不適格であり、籾井会長の辞任を要求する前に自分達の看板を下ろして廃業する方が先である。

不偏不党・公正中立とは反政権の立場とは明らかに違う。客観的に真実を視聴者に伝える事だ。故に「特定秘密保護法は既に成立した法律」「安倍首相の靖国神社参拝は事実のみを淡々と伝える」等の発言を問題にする事自体が事態を理解しておらず問題だ。

ガリレオが本で書いた地動説は聖書の教え(天動説)とは逆だったが、籾井会長は放送法に則った発言か、あくまでも個人的な発言で国会に招致され彼自身の意見と見解を異にする議員どもに吊し上げを喰らっている。その意味ではガリレオより非道い目に遭っている。決して負けて欲しくない。

敢えてもう一度問う。籾井発言を批判したいなら事実を事実として発言するのはどう公正中立でないのか証明せよ。「日本軍だけ」が慰安婦を動員していた事実を証明せよ。
左翼メディアどもや売国左翼政党の議員どもは支那・韓国の嘘・出鱈目・捏造・歪曲歴史認識を反証したか?何が歴史の真実か検証したか?支那・韓国の嘘・出鱈目・捏造・歪曲歴史認識をそのまま垂れ流す報道姿勢がどう不偏不党・公正中立なのか証明せよ。籾井発言を批判するのはそれが出来てからだ。出来ない人間に彼を批判する資格はない。