テロリズム礼賛の愚

韓国では「抗日の英雄」とされる安重根。結論から言ってしまえば単なるテロリストであり、英雄視する韓国及び同調する支那はテロリスト礼賛国家と言う事になる。アメリカにテロ支援指定された北朝鮮ですら安重根の思想は認めても伊藤博文暗殺という行為は賞賛どころか批判していると言うのに…

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140329-00000542-san-pol

先日行われた核セキュリティーサミット時における支那と韓国の首脳会談、伊藤博文暗殺現場のハルビン駅に出来た安重根記念館建設の謝意を朴槿恵は述べ、習近平は当初の記念碑を記念館にしたのは自分の指示だと述べたと言う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000030-rcdc-cn

…この時点で韓国はテロリスト礼賛国家で支那も同調した以上同罪である。

安重根は日本の要人である伊藤博文を暗殺した。伊藤及び随伴者は丸腰の文官であり、またこの時点で日本と大韓帝国は国際法上の戦争状態ではなかった。現場のハルビン駅は事件当時ロシア管轄下の清朝領であり、戦闘地域でもなかった。安は自分を大韓義軍中将と自称し、国際法上の捕虜としての処遇を要求した。虫の良い話である。大韓義軍などどの国も朝鮮半島の正当な国家主権対象だなどと認めていない。それ以前に伊藤暗殺時点で大韓帝国政府は限りなく有名無実であったが存在はしていた。まだ正当な政権があったのに亡命政権が存在するはずがない。

更に戦時国際法上要求される軍服を着用せず、代わりになる軍章もなかった。従って国際法上の戦闘行為とは間違っても呼べず、どう考えても伊藤暗殺はテロ行為、実行犯はテロリスト以外何者でもない。

※分別ある一流の人なら手にした力で他人を無闇に攻撃しない。

…どうしても安重根を英雄視したいなら是非聞きたい。現在ウイグルやチベットは支那の侵略を受け、ウイグル族やチベット族は支那に迫害されている。そんな彼等の過激派が仮に習近平の暗殺に成功した場合、その暗殺者を英雄と呼べるだろうか？安重根を英雄視するなら韓国政府は習近平がウイグル族やチベット族に暗殺されたら暗殺者を民族独立の英雄と賞賛しなくてはならないのだが…？

「習近平は暗殺されてしかるべき」等と言うつもりはないが、万が一そうなったら支那も韓国もテロリスト安重根を礼賛する以上暗殺者は非難できない。それだけの覚悟あって安重根を礼賛したのだろうか？いや、それはないだろう。単に反日の御輿に担ぎ上げただけに過ぎない。安重根は「東洋平和論」という書物を書いていた。死刑執行で未完成となったが、そこでは日本、清朝、大韓帝国が連携して西欧列強に対抗する必要性を説いてはいても反日を説いた訳ではない。死後反日の御輿にされたのは安重根の本意ではあるまい。その辺りをよく理解せず、当人の本意をねじ曲げている習近平と朴槿恵、両者纏めて愚かな首脳である。