反日には程がある

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筆者は芸能関係には疎い方であろう。故に韓流やらK-POPなど尚更疎いのは読者様も想像に難くないだろうが、こういう記事を見ると毒の一つも吐きたくなるものである。

http://www.zakzak.co.jp/smp/entertainment/ent-news/news/20140414/enn1404141531014-s.htm

韓国のガールズグループ「クレヨンポップ」の新曲の歌詞の一部にある「ピカポンチョク」という箇所、「ピカ」という日本語の表現(ピカピカとか)+「ポンチョク」という韓国語の表現だそうだが、それが韓国放送公社KBSで「放送非適格」と判断され、歌詞の変更を余儀なくされたと言う。

早口に言ってしまえば「器量の小さな言葉狩り」だと言えるだろう。

筆者が小学生の時、韓国では日本文化は全面禁止だった。小学生ながら「こういう事をする相手とどう友好関係を築けばいいのか?」と疑問を抱いたものだが、時が経ち韓国でもある程度は日本文化の解禁がなされたと言うが実態は大差ないと言う所なのだろう。

記事を読む限りこのグループに問題があった訳ではなく、単純に韓国の放送波で日本語を、それも韓国人が口にして放送されるのが気に入らない、と言うのが本音なのか?と疑いたくなる。

日本でも「日本語を正しく使いましょう」という内容の記事が出る事がままある。かくいう筆者もこれまで書いた当ブログ記事で自分が気付いていないだけで間違った日本語の使い方をしていたかも知れないし、この先それをやらかす可能性は常にある。

韓国でも「正しく韓国語を使いましょう。」と主張する運動があるようだ。但しこの国の場合「韓国語独特の語彙の表現にしよう」という意味で日本のそれとは意味が異なる。韓国語にも勿論韓国語独特の表現もあれば漢語の表現を外来語として使用している表現もある。日本が統治した時代もあるのだから日本語に由来する外来語、というか日本語がそのまんま用いられるケースも多々あると言う。この場合元々の韓国語の表現が存在しないのだからどうしても日本由来の外来語を完全排除したいならば新たに韓国語独特の表現を作り出して浸透させるしかない。

「呆韓論」によると「ナイター」(和製英語だ)を「ナイトゲーム」に変更させたり、「出口」を「ナガヌンゴッ」(出て行く所と言う意味」にしたりとしているそうだが、「科学」「経済」「主義」「資本」「共産」「社会」「哲学」「目的」「視点」「立場」「自動車」「公害」「衛生」「系列」等日本人の考案した漢字熟語をそのまんま使っているケースは元々の韓国語独特の表現が存在しないと言う。故にそんな事をしても限界に自ずとぶつかる事になる。この分野においてはいくら愛国反日と叫んでもどうしようもない。

国際的交流が当然の現在、自国の文化や伝統を大切にするのは重要な事だが如何なる国でも他国の文化や表現も大量に入ってくる。その中で韓国の様に「日本由来のものを排除」などと言うのはそれこそ時代錯誤の所業ではないか。こういう所業が日本における韓流ドラマやK-POP人気の低下の原因となっているのだろうが、彼等はそこには気付いてはいまい。情けない話である。