韓国メディアの自画自賛は信用してはならない。

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韓国・中央日報が噴飯コラムを掲載していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140814-00000019-cnippou-kr

【世界の中の韓国】世界史の中の韓国
と、題したコラム、冒頭は「19世紀まで世界史にほとんど登場さえしなかった隠遁の国であった。当時は朝鮮にとっては支那と日本が世界の全てのようであったから。」と、している。これは確かにそうだ。日本は既に13世紀の終わりにはヨーロッパに「黄金の国ジパング」として「東方見聞録」に紹介されているのとは大きな違いである。…もっとも作者のマルコ・ポーロは周囲に信用してもらえなかったのだが。(注:マルコ・ポーロは日本を訪れてはいない。聞いた話として紹介されている。黄金の話はどうやら奥州藤原氏中尊寺の事から来ているようだ)

但し大航海時代にはこの書は航海者に重宝され、一説にはコロンブスもこの書を頼りに日本への航海を考えていたとか…?

また、来日したキリスト教宣教師が16世紀には日本に関する数々の文献を残しているが、朝鮮については1650~60年代に捕虜になっていたハメルの『朝鮮幽囚記』くらいしかないらしい。ハメルとはオランダ人の船乗りで船が難破して済州島に漂着した所を捕らえられ、以後13年幽閉を余儀なくされた。脱出して日本に逃れ、残った仲間は徳川幕府が解放させたそうだ。

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また、「シーボルト事件」で知られるシーボルトも著書「日本」の一部で朝鮮について記述している。シーボルト朝鮮人に好意的だったと言われているが、それでも要約抜粋すると、
「精神的教養と生活の洗練という点では、朝鮮人は同じ階層の日本人よりかなり劣る。またわれわれが一番低い階層の日本人を見ても感心する共同生活における巧みさや高いレベルの暮らし方も、朝鮮人にはない。」
「王位継承のさいは清皇帝が叙任権を行使し、貢物を受けとるといわれている。少々きびしい見方をすれば、清の家臣と解釈できるこの関係は、清朝が武力をもってこれを強制した一六三六年以来のことと記されている。」
「 朝鮮の工業技術は隣国の清や日本と比べてずっと遅れているように思う。木工は断然といってよいほど遅れており、陶磁器の作りはひどく粗末である。鉄器、特に刀その他の刃物は価値が低い。」…そうだ。

更にコラムは朝鮮戦争に触れ、「永久に軍隊を持つことができない日本が自衛隊として再武装し、四分五裂していた右派政党らが55年に自由民主党として集結して37年以上の長期に渡り執権した。日本は確実な右翼国家になった。」などと、言う。ならば今更日本の右傾化だなんだと騒ぐ意味はない。歴史を知らない民族の書く歴史のコラムとはこうも噴飯な代物なのか。

しかもスペインのフランコ政権(独裁体制)が続いたのも朝鮮戦争によって、西側がスペインを敵に回さない為認めたからだと言うが、フランコ政権は当時スペイン国民からかなりの支持を得ていた。それを見たアメリカが国連でのスペイン非難決議に反対して採択を阻止した程である。(当初アメリカ等はフランコ政権が国民から支持を得ていないとして非難していた)スペインでフランコの独裁体制が続いたのは国民から支持があったからでこれらは朝鮮戦争勃発以前の話である。要するに事実誤認かお得意の歪曲捏造の類である。

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そして極めつけが「88年のソウルオリンピックが東欧圏崩壊の直接的な口実になった」などと、言うのだ。実際にはそれ以前のヨハネ・パウロ2世が78年にローマ教皇に就任した時から東欧革命の芽が出始め、85年以降のソ連でのペレストロイカでの「冷戦体制に基づいた旧来の外交政策を緊張緩和の方向に転換する事。」更にソ連が持っていた東側諸国の共産党国家に対する統制、いわゆる「ブレジネフ・ドクトリン」の撤廃が引き金になった事には一切触れない。よくまぁここまで事実を無視して自分達に都合良く解釈出来るものだ。厚顔無恥に手足が生えて歩き出さない限りこんなコラムは書けないものだが、実際に存在する。なんと嘆かわしい事か。

御自慢のソウルオリンピックはドーピングや開催国の審判買収、そして開会式で平和の象徴の鳩を聖火で焼き殺した韓国カラー満載の曰く付きの大会だった。そういう事に触れずによくまぁ…

思想信条は個人の自由だが、問題はこの様な事実誤認、捏造歪曲のオンパレードが世間に広まり、信じてしまう人間がいる事、そしてそれを広める人間がいる事だ。少なくとも韓国のメディアの自画自賛は信用してはならない。

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