目糞が鼻糞をコケにする
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140816-00000010-pseven-kr
習近平の韓国の立場をまったく無視した歴史認識は韓国にとっては深刻のようだ。その後、さすがにメディアなどで批判が出ているようだ。
習近平は先月の韓国滞在中、ソウル大学で講演した。場所は理工系の講堂だったのに講演の中身は何故か専ら歴史だった。
その中で習近平は自国の歴史に触れつつ これまで支那と韓国はいかに仲がよかったかを強調した。明の時代の16世紀には日本軍（秀吉軍）の“侵略”、もとい朝鮮出兵に対し共に戦い、清の時代の19世紀（日清戦争の前）にも共に肩を並べ日本と戦ったではないか、とぶちまけたのだ。
習近平は朴槿恵との出会いではこれまでも韓国を「親戚」と持ち上げてきたが、今回はさらに踏み込んで、歴史的には「いつも仲良し」で時には日本相手に“戦友”だったとまで言ったのだ。
…どこが？
習近平の発言は事実の歪曲や嘘出鱈目の集合体でしかない。そもそも朝鮮戦争の際に国連軍が（決して韓国軍ではない）北朝鮮を追い詰めた所に軍事介入して南北朝鮮の統一を妨害したのはどの国だったのか？
有史以来朝鮮を属国として扱い、虐げていたのはどの国だったのか？
それらの事実を無視して親戚だの戦友だのよく恥ずかしげもなく言えるものだ。習近平も厚顔無恥に手足が生えて歩く類だったようだ。もっともそれを聞いている連中も同じ穴の狢に過ぎないが。
また紀元前後から7世紀にかけ支朝国境地帯から旧満州にかけて勢力を張った高句麗の帰属を巡ってモメてきた。韓国は自分たちのルーツといい、支那は自らの一地方政権で支那史だと主張し対立が続いている。この高句麗だって当時、支那の隋や唐としょっちゅう戦争していた。どこが「仲良し」なんだか？
13世紀以降の元や清でも朝鮮半島は酷い目に遭っている。元による高麗に対する暴政の一環で高麗王はいつも元の女性を妃にしなければならなかったし、清の時代も女性略奪などで泣かされている。
日清戦争前もソウルで“総督”みたいに威張っていた袁世凱の横暴ぶりは有名だ。
要するに支那の言う韓国と「仲良し」とは支那が韓国を支配している状態を言う。間違っても対等の関係ではない。
習近平は支那の朝鮮半島に対する侵略、略奪の歴史には一切、口をつぐんでいる。韓国もこれまで支那にその侵略責任を一回も追及したことがない。あちらは千年以上、日本は35年「統治」しただけで、その間略取ではなく、人口も平均寿命も倍増、莫大なインフラ整備、ハングルの識字率も大幅に増加させたり、と朝鮮半島の近代化に貢献したのだが…？
つまり韓国の反日は「歴史的事実を省みる事が出来ない」証左なのだ。
「日帝がどうこう」言う割にその日帝よりも酷い事をしかも長大な期間やり続けた支那には何も言えない。事大主義の弊害と言ってしまえばそこまでだが、国を売ってでも事大主義を貫く姿勢は朴槿恵にも受け継がれているようだ。日本がつい最近民主党政権でどうなったのか、数年前の歴史からも学べなかったようだ。やはり、「歴史を忘れる民族に明日はない」のだな。支那は韓国を完全に見下している。朴槿恵はいつ気が付くのやら…？
