総選挙、終わって。

イメージ 1


衆議院選挙は下馬評通り自民・公明の圧勝で終わった。自民党単独で絶対安定多数を確保、公明党を加えれば3分の2を上回り、次の参議院選挙の結果次第では改憲が現実味を帯びてくる可能性がある。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141215/t10013969501000.html

一方野党は民主党議席を増やしたものの、党首が落選するという事態になった。次の党首候補すらすぐに名前が浮かばない事態に変わりはなく、誰が代表でも厳しい通常国会になるのは間違いない。そもそも全員当選でも過半数に満たない状況では戦う前から敗北は決まっていたに等しい。

イメージ 2


※野党第1党党首、落選討死。

イメージ 3


※所属政党がなくなり、無所属で落選討死。

イメージ 4


※選挙区で落選討死。でも違法行為をしてでもしぶとく比例で生き残る。

イメージ 6



維新は微減。分裂合流騒動や橋下VS在特会の罵倒バトルなどイメージダウンの話題には事欠かなかったが、それを考えれば健闘した部類に入ると言えるかも知れない。

共産は何故か躍進。最悪だ。自民党への批判票がかなり共産に流れた可能性が高いが、安倍政権批判がしたいなら共産などより維新に投票した方が万倍マシだ。単独で法案提出可能な議席を確保しただけに増長して安倍政権の足を引っ張る作戦が懸念される。安倍首相には次回総選挙では共産壊滅対策も練って頂かなくてはならないだろう。

イメージ 5



最も割を喰った形になったのが次世代の党だ。結党して間もないこの時期に、解散されては堪らない。不肖筆者イチオシの政党だったが反日勢力にとっては余程この政党に躍進されては困るのだろう。 知名度を上げさせない為のマスコミの偏向報道南アルプス市では「比例名簿に何故か名前がない」というミスの範疇を超越した嫌がらせまでこの政党にはあった。マスコミを筆頭にした反日勢力の標的にされた感がある。主張が有権者の理解を得られなかったと言うより例えば選挙区で自民党候補とまともにぶつかると有権者としては「勝ち馬に乗る」形で自民党候補に投票したとしても不思議ではない。その意味でも次世代の党にとっては分が悪い。尤も安倍首相にとっては考えが公明党などよりよっぽど近く、安倍首相自身の補完勢力に成りうる存在だ。もっと大切にしてもらいたい。安倍首相には次回の参議院選挙では次世代の党にも十分に配慮して頂かなくてはならないだろう。次世代の党の議席を増やせば安倍首相の悲願である憲法改正に近付くのだから。

今回の総選挙は前回より定数が5減った。また反日マスコミの洗脳煽動偏向報道が酷かった特定秘密保護法集団的自衛権行使を可能にした憲法解釈変更、閣僚スキャンダル、そして消費税増税自民党敗北の原因と成りうる要素はあった。しかも野党は選挙区調整まで行って全てではないが候補者の一本化を図った。それでこの結果は素直に安倍首相の2年間の政権運営がそれなりに評価されたと言っても過言ではなかろう。投票率が52%と過去最低だった模様だが、そもそも選挙に行かずして政治を批判する資格はない。選挙に行かなかったと言うのは結果の黙認に等しい。

だが、前回自民党が政権を奪還し、悪夢の民主党政権に止めを刺した総選挙は民主党の自滅に等しかったが、今回は2年間安倍首相が政権運営した上での圧勝である。与党が同じ様な議席数でも似て非なる結果だ。安倍首相は長期政権運営が可能になったと言えるだろう。日本を良い方向に持っていく現在最善の選択だ。次世代の党の敗北と共産躍進以外は。自民党議席からしたら国会運営に致命的な打撃にはならないだろうが、その点が不肖筆者としては少々気になる部分でもある。