STAP細胞検証実験打ち切り 小保方氏は何を見たのか?

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※論文執筆者であってもSTAP細胞は再現出来なかった…

疑惑の渦中にあったSTAP細胞、論文執筆者の小保方氏自身が自らの論文に記載した方法でのSTAP細胞作成の再現実験には成功しなかったと言う。

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※小保方氏の検証風景のイメージ。明らかに不正を疑っているとしか思えない監視体制。

http://www.sankei.com/affairs/news/141218/afr1412180005-n1.html

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7月に撤回した論文では、マウスのリンパ球を弱酸性の溶液に浸して、STAP細胞を作ったとしていた。STAP細胞の存在を証明するには、ー(1)マウスの細胞を酸に浸し、多能性細胞に特有の遺伝子が働いていることを示す緑色の光を出す(2)その細胞をマウスの受精卵に移植し、生まれた子ども(キメラマウス)の体に緑色の光を出す細胞が散らばっているーの2段階を確認する必要があった。
小保方氏とは別棟で今年4月から丹羽仁史・プロジェクトリーダーらのチームが論文とは一部異なる方法で検証実験に取り組んでいるが、丹羽氏らは今年8月、22回の実験の結果、(1)の段階の緑に光る細胞が確認できなかったと公表していた。

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※STAP細胞騒動の経緯。

…このような結果になってはもはや「STAP細胞は実在しない」と言う結論に至るのは必至である。理研はSTAP細胞検証実験の打ち切りを発表した。ただしSTAP細胞を窺わせる緑色に発光した細胞も中にはあったと言う。しかしそれが万能細胞として作用することはなかったと言う。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141219-00000036-jij-sctch

では小保方氏は一体何を以てSTAP細胞だと判断したのか?そういう疑問が真っ先に思い浮かぶが、その点については既に「ES細胞ではないか」とされている。STAP細胞とされた細胞はES細胞と酷似していたとの遺伝子解析の結果もあるという。小保方氏自身はES細胞混入の可能性を否定していると言うが、この結果が事実ならば「STAP細胞は何らかの原因で混入したES細胞を誤認した」か「ES細胞をSTAP細胞だと偽って論文にして発表したか」のいずれかになる。後者なら弁護のしようがない意図的な捏造だが、前者であるなら科学者と言えど人間だ。そういう事も有り得るだろう。


このSTAP細胞騒動で日本の科学に対する信用は失墜した。STAP細胞論文の発表後、まともに検証もされていない段階で小保方氏を大いに持ち上げ、かつ論文に疑惑が出た所掌を返す様な報道を続けたマスコミの手法も騒ぎを大きくした原因ではないのだろうか。如何に画期的かつ我々に夢を与えてくれる発見であっても科学では第3者による検証は欠かせない。それを忘れてしまうとSTAP細胞騒動の二の舞三の舞になる。それを理解するのに我々が払った代償は大きかった。そんな気がしてならない。