統合進歩党の解党は朴槿恵の報復か?

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※大統領選の際のTV討論会の一コマ。

ハンギョレ新聞という韓国紙は左派、即ち北朝鮮寄りでで朴槿恵には批判的な論調であると言われている。日本での朝日新聞の立ち位置に相当すると評する人もいる。韓国では日本と違って左派がまとも…ではなく、寧ろ朴槿恵やその周辺が勝手に馬鹿やっている所為でそれを批判する論調がまともな事を言っているかの様な錯覚に陥ってしまうだけに過ぎないのだが。勿論このハンギョレ新聞も反日」と言う韓国メディア共通の妄想から抜け出せてはいない事に変わりはないのだが。

さて、そんなハンギョレ新聞が先日の「統合進歩党の解党」についてこんな記事を出していた。

統合進歩党解散は朴槿恵大統領の“作品”だ。悲劇的ドラマを実行したのは憲法裁判所であるが、これを総監督して演出したのはまさに朴大統領である。就任以後特別な業績もなかった彼女が大統領当選2周年に合わせてあげた“最大の業績”はまさに進歩党解散という「民主主義の一大後退」であった。

朴大統領は憲法裁判所の決定について「自由民主主義を確固として守った歴史的決定」と評価した。「自由民主主義」という用語についての学問的な議論はさておいても今回の決定にはいかなる「自由」も「民主主義」も見出せない。むしろ個人の自由と権利は侵害され、表現と結社の自由は無惨にくじかれ、国民の選択権に基づいた代議民主主義は徹底的に否定されてしまった。朴大統領は自分の作品を自賛したいのならいっそ「反共民主主義の勝利」という言葉に変えたほうがましだ。

実際、朴大統領が進歩党の解散を後押しした目的はもともと民主主義の保護や憲法的価値を守ることとはかけ離れていた。進歩党が我々韓国社会の大きな脅威にはなれないことはよく世間に知られていることだ。それでなくても下降するばかりの進歩党は、いわゆる「李石基内乱陰謀事件」ですでに政治的に臨終を告げられた状態である。それなのに朴大統領があえて進歩党を空中分解させるという剣を抜いた理由は何だろうか。それは進歩党に対する個人的な嫌悪感と政治報復の一念以外には理解できない。》(後略)

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※「珍島犬は一度食らいついたら放さない」らしい。やはり真の実力者だったのか。

http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/19122.html

…記事を読めば一目瞭然だが、記事は朴槿恵統合進歩党の解党請求までしたのは大統領選の際のTV討論会で対立候補となった同党の李正姫に朴槿恵を落選させるために出てきた」とまで発言された報復なのではないかとしている。…そうだとしたら随分器の小さな事である。そしてこの人物の本性というのが現れているのではないだろうか?要は自身への批判を許容する器量に欠け、かつ批判勢力は完全に抹殺しないと気が済まない。民主主義を標榜しておきながらやる事なす事本人が最も忌み嫌っている筈の共産主義者のそれである。「秘線」人事なども民主主義とは相容れないファシズム独裁や共産主義でないと起こり得ないだろう。これらのどこに「日本と同じ民主国家としての共通の価値観」を見出だせるのであろうか?安倍首相の掲げる「価値観外交」とは最も縁のない相手でしかない。首脳会談が後回しになるのも当然だ。…と、言うより必要がない。

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※いずれ自分に跳ね返ってくる言葉であろう。

…ところがこの決定を韓国国民の6割が支持、そしてこれが要因となったのか朴槿恵の支持率が上昇したと言うのだから分からないものだ。何れにしても日本にとって有益な事象をもたらす相手でないのは間違いなかろう。関知せず放置が正解であろう。

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※これが朴槿恵の本音?