歴史修正を悪にする愚

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※同盟国とは言え米国の歴史認識も妖しい。

米議会調査局は今月、日米関係に関する報告書を発表し、戦後70年に絡む安倍晋三首相の言動が日本と近隣諸国の関係を左右すると指摘した。しかしその報告書は首相を「強烈なナショナリスト国粋主義者)」「歴史修正主義的」と決めつける出鱈目な内容も含まれていた。

http://www.sankei.com/world/news/150118/wor1501180026-n1.html

この報告書には、戦後70年の首相談話を扱った項目で所謂慰安婦問題に言及。「複数の評論家」(注:評論家の姓名不明)の主張としてどういう訳か「安倍政権は日本が強制的に女性を性奴隷にしたとする、広く行き渡った理解を変えようとしている」として、慰安婦が「性奴隷」であり、「強制連行」されたとの嘘出鱈目説に沿って記述されている。

実際には安倍首相は今月5日、戦後70年談話に関し、「先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、アジア太平洋地域や世界にどのような貢献を果たしていくか、英知を結集して書き込みたい」と述べただけで、慰安婦問題については言及していないのだが。

また、昨年12月の衆院選自民党が「(戦前の)日本による悪行に関する通説が『誤り』だったと国際社会に説明することを公約した」と記述し、首相が歴史修正主義者であるかのような認識を示した。

しかし実際には自民党の公約集「重点政策集2014」で「虚偽に基づくいわれなき批判に対しては断固として反論し、国際社会への対外発信などを通じて日本の名誉・国益を回復するために行動する」としているものの、戦前の日本を正当化するとは一言も書かれていない。こう言うのを歪曲曲解と言う。

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※同盟国と言えど出鱈目内容の報告書には抗議して頂きたい。

そもそもこの議会調査局の報告書は連邦議員の立法活動の資料として専門スタッフが編集しているもので、その内容は米政府の公式見解ではない。ただ報告書には一定の影響力があるとされ、所謂慰安婦問題の対日非難決議の際に参考にされたという例もある。…ただしこの時は作成以前に既に本人でさえ「嘘出鱈目捏造歪曲狂言」と認めていた吉田清治の著書を参照している。この時点で作成者連中のオツムのレベルの低さは推して知るべし、ではあるが。

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※内容の精査せずに悪用した大馬鹿者。

日本にとって米国は重要な同盟国であるべきだが、この様に相手を正しく理解していないのが現在の米国の実状であろう。こういう点からも結局は日本が自力で自国を防衛出来る実力と法環境が必須だと言える。そもそも嘘出鱈目捏造歪曲狂言で貶められた自国の名誉・国益を回復するのは国粋主義歴史修正主義を意味しない。普通の思考回路で考えれば自明の事だが、どうも米国にはこういう所まで支那・韓国による毒饅頭の汚染が蔓延しており、当の米国自身にもその自覚はないのだろう。困った同盟国である。

さて、ここで問題にしたいのは「歴史修正」と言う行為が本当に誤った事なのか?と言う点である。結論から言ってしまうと「歴史修正主義」と言う言葉自体に罠があり、それに踊らされている人間がネガティブな意味に曲解しているのが実状であろう。

「歴史修正」という言葉自体は欧州でナチスによるホロコーストを否定する説を唱える一団が自分達をそう呼んだことに由来すると言う。そしてその様な「ホロコーストを否定する発言」はドイツ、フランス、オーストリア等の国では違法とされているそうだ。罠の本質はここにある。そういう構図を無理矢理日本にも当てはめようとする手法には明らかに無理がある。正に「無理が通れば道理が引っ込む」そのものだ。

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※それをやってるのは当の米国だ。

本来歴史の考証とは新たな事実の判明や新説を裏付ける証拠の発見などによりそれまでの通説が一夜にして誤説となって葬り去られる事が有り得る。例えば以下の肖像画、筆者が学生だった時代は上から源頼朝足利尊氏とされていたが、現在これらの肖像画を掲載する教科書は皆無である。その後の研究で別人ではないかとする説が登場し、そちらの説が有力とされているからだ。

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※元源頼朝

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※元足利尊氏

この様に認識が一転してしまうケースは歴史を研究する以上その可能性は常に付きまとう事だが、例えば慰安婦問題の場合、「朝鮮人女性を強制連行して性奴隷にした」証拠は皆無でかつ募集広告や給与明細等のそうでない証拠ならたくさんあるのに何故認識を改めてはならないのか?鎌倉時代室町時代なら歴史認識の変更は許容出来ても大東亜戦争前後の時期の歴史認識を変えてはならない理由は何なのか?支那・韓国の主張に同調する人は己の主張の前に先ずその理由を明らかにして貰いたいものだ。

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※報告書に何故か反映されていない米国の調査結果。
結局支那・韓国の嘘出鱈目捏造歪曲曲解歴史認識に媚びる反日左翼連中の認識とはその程度なのである。「歴史修正主義」と言う言葉に騙されてはならない。安倍首相の歴史認識は間違っていない。歴史認識を問題にする事自体が問題なのだが、問題にする連中の問題は自分達がそれを理解していない事である。こういう連中は歴史を語る前に先ずは歴史を客観的に証拠に基づいて見る事を学んでから口を開く事をお勧めしたい。