祝・日韓通貨スワップ終了。

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財務省もたまには良い仕事をする。

日韓通貨スワップが予定通り終了する事になった。

財務省は16日、第6回の日韓財務対話を5月23日に東京で開催すると発表した。また、国際金融市場の有事にドルを融通し合う両国間の通貨スワップ協定(総額100億ドル)を予定通り2月23日に終了することで合意した。

日韓財務対話は、2012年11月にソウルで開催されて以来となる。

通貨スワップを終了する背景について財務省は、現下の経済・金融情勢を踏まえた予定通りの合意だと説明。韓国中央銀行の当局者はロイターに対し、両国の金融市場の状況は「良好」であるため、終了することで合意したと語った。再び必要となった場合は、新たに協定を締結する可能性があるという。》

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150216-00000048-biz_reut-nb&ref=rank

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※日本の韓国への資金援助史。韓国が「恩を仇で返す」国であるのはこれからも明らか。


通貨スワップとは金融危機の際に外貨の資金ショートを防ぐための仕組みである。ある日突然金融危機が発生しようものなら皆疑心暗鬼になり、金融機関や企業等は取引先から現金を回収しようとする流れになってしまう。その結果国や企業は、実際には破産していなくても、外国に対する日々の支払いに窮してしまい、事実上の破産に追い込まれてしまう、と言う事態は有り得る。実際1997年のアジア通貨危機をきっかけに韓国がIMFの支援を受ける破目になったのは、まさにこれが原因である。通貨スワップはそのような事態が発生したときに、お互いに資金を融通し合い、パニックを防ぐ為の措置なのだが…

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※相互援助なんて建前だけ。

ところが日本と韓国ではそもそもの資金力や市場からの信頼が文字通りの「段違い」「桁違い」である。日本が金融危機で外貨資金ショートに陥るような事態は限りなく「杞憂」に近い。そんな心配をする位ならゴジラ襲来でも心配していた方がまだ現実的かも知れない程だ。従って日韓通貨スワップの実態は日本が韓国の保証人になっている、とでも言った方が適当かも知れない。少なくとも日本が金融危機で韓国に資金供給をお願いする可能性がないのだから、韓国とのスワップ協定があった所で日本にはメリットは何らない。ネット上では「日韓通貨スワップ終了韓国経済崩壊」等と言う意見も散見されるが、上記の様に本当に金融危機でも起きない限りスワップがその真価を発揮する事はない。(勿論起きないに越した事はないが。)…切ないジレンマである。

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※ネットから引用。韓国のスワップについて触れている。

尤も韓国は日本以外の国ともスワップ協定がある。だが、唯一日本だけは「米国ドルでの」スワップだったと言うのだ。韓国が他にスワップ協定を締結している国とは「その国の通貨と韓国ウォン」とのスワップなのだと言う。そうなると韓国はスワップで融通してもらった金を米国ドルに換えなくてはならない。だがその国の通貨がドルに対して余りに相場が安いと「スワップしてもらってもデフォルト」なんて最悪の事態も有り得る(もう日本は知ったこっちゃないが)。従って韓国にとっては最初から米国ドルでのスワップであった日本とのスワップに意味があったのだ。実際表面上は円満終了を装っているが、交渉では韓国側がスワップ延長と増額を要請していたと言う…少なくとも「意地の張り合い」で決裂終了ではないのだろう。

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※それを指摘するツイート。



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※日韓通貨スワップの推移とその実態。ロクでもない施策である。

それとこの日韓通貨スワップ大幅に金額を引き上げたのは民主党政権である。しかも当時はかなりの円高だった。それが意図的だったかはともかく韓国にとっては条件が良かった訳だ。つくづく民主党反日政党で韓国の為の政策実行集団であると痛感させられる。こんな政党に金輪際政権を担当させてはならないだろう。

…このスワップ終了が市場に与える影響は余りない、と言うのが識者の見方の様だが、日本はこれにより重要なメッセージを市場に送った事になる。それは「韓国が金融危機に陥っても日本は助けない」と言う事である。仮にスワップ延長になっても現在は円安でドルを集めるのには日本の負担は大きくなっており、韓国を援助するリスクだけが増大している。と、なるとますます韓国との通貨スワップに意味がない。なるほど、アベノミクスにはこんな副作用まであったのか…?ここまで計算づくだったなら安倍首相恐るべし、である。

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※韓国に告げる正しい言葉。