記事短評 ~小型ダイオウイカ発見~

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「海の巨大生物」として知られるダイオウイカ。見つかる度にニュースになるが、今回は別の意味で衝撃の発見である。…何せ胴長14センチ(!)の小型のダイオウイカだったのだから。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151021-00000009-kobenext-soci

大発見であると言って良かろう。これだけ小さなダイオウイカの発見は殆ど例があるまい。このドデカいイカの謎に包まれている成長過程を知る上でも貴重な資料になるのは確実である。

成長したダイオウイカは深海にいるとされているが、今回の若い個体は比較的浅い海域で見つかったと言う。若い頃は浅い海域にいるのか?そして何を食ってあれだけのガタイになるのか?それらが殆ど判っていない現状からこの謎の生物を知るきっかけになるかも知れない。

体長14センチとなると如何にダイオウイカと言えどもこのサイズなら他の生物の餌食になっても不思議はない。恐らくダイオウイカも大量に産卵してもその殆どがコレ以下のサイズの時点で他の生物の餌食になったりして巨大な成体になれるのはほんの僅かに過ぎないのであろう。それが自然の摂理と言われればそこまでなのかも知れないが、この発見がダイオウイカの生態の解明の一助になることを大いに期待したい。