国内初のダイオウグソクムシの脱皮の決定的瞬間を捉えた!

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ダイオウグソクムシの脱皮の決定的瞬間。

…2年前の話だが、三重県鳥羽水族館で5年以上に渡って餌を全く食べずに生きていた「ダイオウグソクムシ」が死んでしまった、と話題になったのを御記憶であろうか?死後解剖した所、体内から謎の液体とその中に菌が検出され、「喰わなくても生きていける」秘密の解明が期待された。

その同じ鳥羽水族館で、今度はダイオウグソクムシの脱皮の決定的瞬間が捉えられたそうだ。
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http://www.sankei.com/west/news/160213/wst1602130067-n1.html


※上手く再生できないときはコチラから

※動画もアップされている。

ダイオウグソクムシは一見して明らかに節足動物の仲間であると判る。従って成長する度に脱皮するのは容易に予想できることであろう。しかし、数年間何も喰わずに生きていられるなど、人間の知識の常識を越えた生物である。今回脱皮したダイオウグソクムシもやはり3年以上何も喰わずに生きているらしい。それでも脱皮するほど成長する事が可能だと言うのだろうか?

脱皮の瞬間を捉えたのは日本では初、世界でも初なのではないか?と言われている。少なくとも写真や画像を見る限り脱皮の際には体の真ん中付近から割れて、下半身から脱皮する様だ。

…池袋のサンシャイン水族館にもダイオウグソクムシは飼育されており、先日見物に行ってきた。その写真がコレなのだが…
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確かに思ったよりもデカい。…が、ピクリとも動かない…。元々この生物は海底に住んでおり、それ故無駄なエネルギーを消費しないためなのかも知れないが、水族館の展示、と言う意味では味気ないものに感じた。まぁ居るだけで話題にはなるのかも知れないが…

ダイオウグソクムシに関してはまだ判っていない事が多い。だが、水族館の飼育を通じて判ることもあるだろう。やはり一番興味があるのは「数年間何も喰わずに生きていられる」と言う秘密ではないだろうか?世の中不思議な生物がまだまだたくさん居るものである。