新党の名称は「民進党」。綱領なき党名決定。

イメージ 1


※党名公募最後は世論調査だった。

民主党+似非維新の党名は「民進党」に決定したそうだ。
イメージ 2


http://www.sankei.com/politics/news/160314/plt1603140039-n1.html

党名を公募するのはまだ良いとしても、そこで挙がった有力候補の「民進党」と「立憲民主党」を最後は世論調査の結果で決めた、と言う。自分達で話し合って決める事が出来なかったのか?と真っ先に疑問に思ってしまうが、「決められない政治」を繰り返した民主党らしいとでも言うべきか。

その世論調査は民主、似非維新両党がそれぞれ別の調査会社に依頼し、各2000サンプルで実施したと言う。その結果、民主党の調査では「民進党24.0%、立憲民主党18.7%」で、似非維新の調査では「民進党25.9%、立憲民主党20.9%」だったそうだ。

民主党側は「民主」を党名に残したかった様にも思えるが、この結果を見ては

「仕方ない」
「完敗だ」
「民意だと受け止めるしかない」

等と意外に潔い。ここで揉めているようでは話にならないから当然か。
イメージ 6


※少なくともこの者にそう言う資格はない。

イメージ 3


※それよりも政策が重要なのだが…

ところで台湾にも「民進党」(民主進歩党)と言う政党が存在する。先日政権交代を果たした台湾国民の期待を背負う政党だ。その台湾の民進党議員が来日した際、自民党議員に

「せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に変わったらわれわれのイメージが悪くなる。やめてほしい」

と語っていたそうだが、政党としては

民主党を含む日本の各政党とは友好関係がある」

「同じ名前の友党が増え、親近感を覚える。祝意を表する」

とする談話を出している。

これはあくまでも「リップサービス」の一環なんだろうが…

…さて、台湾の「民進党」は台湾の自主独立を主張する政党である。勿論支那共産党とは一線を画している。そんな台湾の「民進党」と同じ名前にする以上、日本の「民進党」にも当然ながらそれにあやかった政策を打ち出して貰いたいものだが、この面子にそれが期待できるか…?支那朝鮮に媚びる政策しか出さなかった民主党に、その大半が民主党出身の似非維新
期待するだけ無駄であろう。先の台湾民進党議員の懸念が早くも現実のものになりかねない。


また略称は「民進」とでもなるのだろうが、それだと比例の投票で「民主」なんて書こうものならば直ちに無効票扱いになる可能性は高いだろう。それは安倍首相を支持する層には歓迎すべき現象なのだろうが、民進党」は何処まで新しい党名を認知させられるか?が一つの鍵になるだろう。
イメージ 5


※国民の期待を得ることは難しいだろう。

…とは言え、名前が世間に認知されたからと言ってそれが得票に繋がるとは限らない。有権者は見ていない様で各政党の政策・主張は見ているものであると考えた方が良さそうだ。ところが民進党、党名は決まったが綱領はまだ決まっていないのである。

綱領が不明なままだとどんな政策を打ち出して来るのか判断のしようがない。メンバーの言動から推測は出来てもその域は出ない。また綱領より先に党名を決めた事で「民進党」が「綱領を反映していない党名」となる可能性も出てくる。民進党」と名乗る以上「民主主義を進歩させる」綱領が出来て当然だが、綱領案は民主党のそれがベースだと言う。そもそも民主党が「民主的」でなかったのだから綱領が出来た所でそれが何処まで意味を持つのかさえ不透明である。それでも期待出来ると言えるのだろうか?新党発足「看板に偽りあり」んて事態の可能性も皆無ではないだろう。
イメージ 4


※色々あったが自民党の支持率は堅調。

…上記画像のNHK世論調査では自民党37.9%の支持率に対して民主8.9%、似非維新0.2%。足しても9.1%でしかない。共産、社民、生活を合計しても13.4%。安倍首相の背中は遠い。

「党名よりも政策に関する議論が本来あってしかるべきだ」

官房長官は記者会見でこう述べたそうだが、「手順前後」と言うのは時に致命的にもなりかねない。民進党」がどうなるのか?見物である。