北海道5区補欠選挙、負けた途端に自分達の言い出した争点をひた隠しにする卑怯な毎日新聞
※辛勝ではあるが、勝ったことに意義がある。
参議院選挙の前哨戦、とも位置付けられ、自民党候補VS野党統一候補のガチンコ対決になった衆議院北海道5区の補欠選挙、蓋を開けてみれば接戦とも言える結果で自民党候補の和田義明氏の当選が決まった。もう一つの補欠選挙、京都3区の方は与党候補不在で語る程の内容ではなかろう。投票率(30.12%)が如実にそれを表している。
北海道5区の選挙結果を見れば与党も安閑としてはいられないだろう。「勝って兜の緒を締める」姿勢でないと本番の参議院選挙で痛い目を見ることになる。腐っていても「野党結集」を侮ってはならない。
さて、結果を受けての毎日新聞の記事だが、相変わらずの欺瞞に満ちた記事であると言っても良かろう。
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160425/k00/00m/010/126000c
選挙結果が出るまでは散々「安保法の是非が最大の争点」と言わんばかりに煽っておきながら野党統一候補が負けた瞬間に与党陣営の
「相手の土俵(安保法の是非)に乗る必要はない」
とか、野党統一候補支持者の
「野党が団結したのは安保関連法を廃止するため。福祉政策も大切だが、安保法の主張をもっと聞きたかった」
などと言う声を取り上げあたかも安保法が最大の争点だったにも関わらず選挙戦でそれに対する議論が深まらなかったのが敗因であるかの如き分析を行っている。やる事がセコい。
※こういう結果を見ると「どっちが国民の声に耳を傾けていない」かよく判る。
※国民の意識は一つの事件をきっかけに変化する事もあるのだ。
安保法の廃止を望まない声が安保法の廃止を求める声を上回っている、と言う世論調査の結果は大分前から出ている。そういう国民の声の変化に自分達の主張を合わせられなかった事が野党の最大の敗因ではないのだろうか?国民の声だって状況が変われば内容も変わることも有り得る。例えば年が明けて立て続けに強行された北朝鮮による核実験やミサイル発射を「リアルな危険」と多くの国民が認識したからこそ国民の安保法に対する意識も変わってきたのではないのか?自分の言うことが唯一絶対の真理ではないのだ。…聞いているか?志位和夫クン?
※志位和夫クン、これでも「北朝鮮にリアルな危険がない」なんてまだ言うの?
※面子からして終わっていた…
※応援団はそれ以上に最悪の面子だった…
…それにしても振り返って野党統一候補応援の図を見ると実に醜悪な光景である。応援に来た面子は更にそれに輪をかけている連中である。その光景にドン引きしてしまった有権者もいるのではないだろうか?
…いずれにしても共産党の言う「安保法廃止の一点共闘」戦略が最初の一歩で躓いた事に変わりはない。戦略の見直しは必至だが、それでも「安保法廃止」に拘る限り野党から票が逃げていく結果になる可能性もあるだろう。北朝鮮に「リアルな危険」は間違いなく存在し、それに対する「備えとして」の安保法の意義に気付いた国民は増えているのだから。
※意外な援護射撃になったのだろうか?