先行き不透明な小林節の「国民怒りの声」の船出

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※自身の設立した政治団体の設立報告会に自身は欠席…

一体何だと言うのか…?
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http://www.sankei.com/politics/news/160514/plt1605140027-n1.html

憲法学者小林節が設立を表明した政治団体「国民怒りの声」の設立報告会が14日に開催されたのだが、肝心の小林節の姿はそこにはなかった…と言うのだ。

先約の講演に出ていた、と言うのがその理由だと言う。それは理解出来なくもないが、だったら何故日程が重なるのを承知でその日にしたのか?と言う疑問点が出てくるのは当然だろう。しかも参加者にそれは事前に通知されておらず、その後の質疑で

「最初から小林氏が来ないと分かっていれば、怒りは起きなかったのに…」

との意見が出たと言う。参加者としては当然の心境だろう。

「大事な最初の集会に代表がいないというぶざまな状態」

とはビデオメッセージでの本人の弁だとの事だが、この団体は「反安倍政権」を旗印に設立された政治団体である。それなのに最初の「怒りの声」が設立者に向けられてどうする?この時点で先行きに不透明感が漂う。

「今日は申し訳なかった」(事務局)

どころの騒ぎではなかろう。
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※先が思いやられる。

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※この没個性の政策で何処まで支持を得られるのか?

「国民怒りの声」は小林節を含めて10人の候補者擁立を目指すと言う。うち半分は著名人、残りは一般から公募するそうだ。それは結構な話だが、結局やっている事は「野党共闘の潤滑油」ではなく「独自路線」になってしまっている。民進党など野党にとっては「新たな野党がもう一つ増えるだけ」でしかなく、政権批判票の奪い合いと言う結果しか生まない。漁夫の利を得るのは安倍首相だ。反自民、嫌民進、共産未満」と言う有権者層が一定数存在するのは確かだが、果たして民進党共産党と違いのない没個性の政策で、それも参議院選挙までの限られた時間の中で何処までそういう層から支持を得られるのか?には疑問が残る。しかも小林節は野党の比例代表の統一名簿を主張しておきながら打診してきた社民党には難色を示したと言う。既にこれまでの言動との不一致が露見しているのだ。岡田克也

「理解に苦しむ」

と言うのも当然である。

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小林節の適切な評価。

どうもこの御仁の場合、その言動が売名目的の様に感じられるのである。「国民怒りの声」の設立も先に述べた様に野党共闘の潤滑油にはならず、寧ろ逆効果になっている。この時点での本人の言行不一致を見ただけで政治家としての資質に疑問を感じてしまうのは不肖筆者だけだろうか?何処まで行っても「口先ファイター」の印象は拭えないのである。恐らく民進党同様に「期待外れ」が関の山であろう。
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※このままでは国民の怒りの声は本人に向く事にもなりかねない。