無節操な「当選目的」の議員
※稀代の「口先ファイター」
国会議員にも「ピンからキリまで」居る事は言うまでもないが、今回は「キリの中のキリ」の議員の話である。
http://www.sankei.com/smp/premium/news/160524/prm1605240004-s1.html
民進党で青年局長を努める初鹿明博。国会内で行われた大学生との「公開政策協議」の場で
「個人的な意見で申し上げます。供託金は、やっぱり300万円っていうのは高いと思います。比例と合わせると600万円なんですね」
「この(出席している議員の)中にいないと思うんですが、300万円、私は没収されました。300万円ですよ? 300万円没収されたんですよ?」
「大きな政党だと比例の部分は党が出すんですが、『比例で当選できなかったら300万円は没収です』と(当時公認を受けていた政党から)言われました。その結果、多額の借金をすることになりました」
選挙に立候補する際の供託金についてこの様に発言したと言うのだ。因みに衆議院選挙の場合、選挙区候補は得票が有効投票総数の10分の1以下の場合没収される。(この場合比例復活出来ない)比例や重複立候補の場合は少々ややこしいが、少なくとも小選挙区で立候補して供託金没収の憂き目を見ると言う事は間違いなく「民意にそぐわない候補」であったと考えても良かろう。
初鹿明博は憲政史上の黒歴史である「悪夢の民主党政権」が誕生してしまった21年の選挙で国会議員に初当選した。その後野田政権による衆議院解散当日に民主党を離党、その際この様な昼ドラより安っぽいやり取りがあった事は有権者に強烈なインパクトを与えた。
※全ては自分が選挙で当選するためだった…
「私の考えは全て民主党の方針と正反対になってしまいました。自分の信念を曲げてまで大きな組織に依存し続けることはできないと考え、信念を貫くために民主党を離れる決断をしました」
初鹿明博はこう言って民主党を離党したのだ。しかし、それと「議員としての素質」は全く別の話であった様で、当時存在していた「日本未来の党」から出馬して敢えなく落選となった。
その後の26年の総選挙では似非維新から出馬、選挙区では敗退したのだが、その時は比例復活出来た為、現在国会議員として存在しているのだ。
※節操も何もあったものではない。
しかし、似非維新の時にも安保法反対を主張して共産党の志位和夫と堂々と握手して似非維新から処分を受けたりもしている。初鹿明博は安保法反対として
「米国の戦争や他国の戦争に巻き込まれていく。テロが日本でも起こるかもしれない」
「復讐しない、仕返しをしないとの決意を、われわれが持てるかどうかが非常に重要だ」
「テロが起きても動揺したり、怒ったり、あわてたりせず、戦争はしないとはっきり誓い合うことが必要だ」
等と狂った発言をしていたが、この者、選挙の度に所属政党が違う奇妙な経歴の持ち主なのである。そして気が付いてみれば民進党に…「自分の考えが民主党の方針と正反対になって」離党した筈なのに物の見事に「元の鞘」である。この者の「貫くべき信念」とは何だったのだろうか…?
その答えは本人がTwitterで明言していた。
似非維新から出馬して比例復活が確実になった事を受けたこのツイートである。
※有権者を激しく冒涜している。
「維新の党に入ったことに対するご批判もいただきましたが、無所属や他の野党では当選出来なかったので、結果オーライと思って下さい」
つまり初鹿明博の「貫くべき信念」とは「選挙に当選する」事でしかなかったのだ。これ程有権者を冒涜する議員も珍しいが、初鹿明博に限らずそう考えているとしか思えない議員は数多い。しかもそれらの議員は民進党に多く見られると言えるだろう。と、言うより民進党の存在意義が基本的に「それしかない」のだ。
だから民進党にまともな政策議論など出来る筈がないのである。そういう政党からそういう目的で立候補する人間を国会に送り出す意味が何処にあると言うのか?初鹿明博も含め、そういう人間に支払われる歳費は勿論我々国民の血税が原資である。自分が払った税金がそういう使われ方で誰が納得できるだろうか?
※と、言う国民の怒りは民進党に向けられるべきである。
有権者がそういう事態を拒否する方法は唯一つ。選挙で民進党を筆頭にそういう「当選目当ての候補者」に投票しない事である。初鹿明博の発言は「民進党が国政に不必要である」と証明しているに等しい。そもそもそういう経歴の人間に幹部として役職を与えている時点で民進党の「人を見る目」も見当が付く、と言うものである。来たる参議院選挙では民進党を壊滅させる必要がある。
※民進党に国会の敷居を跨がせては国会が汚れる…