それでいいのか?アメリカ大統領選挙

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※「より良い候補が勝つ」、と言うより「より悪い候補が消える」、と言うべき選挙戦

アメリカ大統領選挙で激突する公算が高い「トランプVSクリントンだが、ワシントン・ポストによれば、どちらも好感度は低いらしい。そんな結果を引用報道で産経新聞が伝えていた。
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http://www.sankei.com/world/news/160523/wor1605230010-n1.html

記事によれば「好ましくない」との回答がクリントン、トランプ共に57%、また、「極めて好ましくない」との回答はクリントンが46%、トランプが45%と、クリントンはトランプよりウケが悪い。…どっちも似たようなものだが。

「今日が投票日ならばどちらに投票するか」との質問では44%がクリントン、46%がトランプだったと言う。しかし、「大統領選ではどちらが勝つと思うか」の質問に対しては、クリントンとの回答が49%で、41%のトランプを引き離しているそうだ。
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一方、米FOXニュースの報道を引用する形での時事通信の報道では、トランプに投票すると答えた人は45%、クリントンの42%を上回った。こちらでは1ヶ月前の調査ではトランプ41%、クリントン48%だったそうだ。現状ではどちらが勝ってもおかしくない状況であると言えるが、ワシントン・ポストの調査では「第3党の候補者を望むか」の質問に、51%が「望む」と答えた事から、両者ともその言動が積極的な支持を受けている、と言うより「対立候補よりマシ」とでも言うべき消極的な理由が透けて見える。その意味ではアメリカ人にとって今回の大統領選挙は「究極の選択」なのかも知れない。

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※これでも支持が落ちないのは言葉に力があるのか?他がショボいだけなのか?

こういう選挙戦では自分の支持を伸ばすより相手の支持を落とす方が手っ取り早い勝ち方なのかも知れない。トランプには数々の暴言、クリントンにもメール問題と言った攻撃要素が存在するが、その手の中傷合戦になれば口の悪さではトランプに一日の長がありそうだ。しかし、それで良いのだろうか?

…これではどちらが勝つにせよ、就任の時点で「史上最低の大統領」となる可能性を孕んでいる。アメリカ大統領の影響力はアメリカのみならず全世界に影響を与える。ワシントン・ポストの調査では「第3党の候補者を望むか」の質問に、51%が「望む」と答えたそうだが、トランプ、クリントン以外に手を挙げられる人物がいるのだろうか?今回の大統領選挙はアメリカの迷走」の始まりなのかも知れない。日本としてもそういう想定をしておくべき事は言うまでもなかろう。
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※安倍首相はオバマから色々引き出せたが、次もそうなるとは限らない。