岡田克也の民進党代表選不出馬に都知事選は関係ない?

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※所詮人の上に立つ器ではない。

岡田克也が9月に予定されている民進党代表選に不出馬を表明した。本人の弁によれば

「新しい人に担っていただいた方が党や政権交代のためにも望ましい」

と言う事らしい。また

「私自身の達成感がある。維新の党との合併や野党共闘路線の方向付けなどができた」

「成し遂げてきたこと、それを肯定的に前に進めてもらえる人が私としてはありがたい」

とも述べ、自身が舵を切った共産党との協力路線の継続を希望した。

先の参議院選挙では確かにその前の参議院選挙の時よりは獲得議席を伸ばし

「最悪の状況から一歩踏み出す事が出来た」

とは言うが、それでも議席数は減少、選挙の結果は「一人負け」に等しく、何よりも「護憲」政党で改憲発議阻止の「3分の1」を確保できなかった。故に間違っても「胸を張って」それを言える筋合いではないのは明白である。
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岡田克也の「実績」なんてその程度。

そんな岡田克也の記者会見で東京都知事選で擁立に動いた鳥越俊太郎が落選した場合の責任を回避するため投開票前に代表選不出馬を表明したのかと記者に問われ、

「それをゲスの勘ぐりと言うんじゃないですか。そういう考え方に立っていない」

と反論する一幕があった。
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岡田克也もそのクチなのだろう。
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http://www.sankei.com/politics/news/160730/plt1607300044-n1.html


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※コイツが出た直後に不出馬決断…ふーん。

岡田克也民進党代表選に不出馬を決断したのは「1週間程前」だと言う。丁度「鳥越淫行疑惑」が週刊文春に掲載された直後だ。あんな内容の醜聞が選挙真っ只中にされては

「こんな報道がされるのでは鳥越は勝てない」

と判断しても何ら不思議はない。その他にも鳥越俊太郎に関しては不可解な言動は後を絶たなかった。当選すれば「結果オーライ」で強引に乗り切れるのかも知れないが、(多分そうなるが)落選した場合、「ロクな身体検査もしないで知名度だけで短絡的に担ぎ上げた」と言う批判が出るのは火を見るより明らかだ。そういう意味では記者の質問は流れからすれば「出るべくして出た」質問だと言える。

「(民進党都連が出馬要請した古賀茂明より)鳥越さんの方が幅広く支持を集められるという判断はあった。判断は間違っていなかったと思っている」

「当然責任はあるが、基本的に代表が知事選の責任を取るとのは違うと思っている。代表が責任を持つべきは参院選衆院選の本選だ」

と、岡田克也は言うが、「誰を担ぐ」と言う判断が正しかろうがどうであろうが、当選できなければ何ら意味はない。そういう台詞は選挙に勝ってから言うべきである。また、


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※こんなポスター掲げて負けたのは「イデオロギーの敗北」でしかない。

「代表が責任を持つべきは参院選衆院選の本選だ」

と言うのであれば先日の参議院選挙の結果を受けての判断なのか?それにしては決断が遅すぎるのではないか?民進党自体は前回より議席を伸ばしたが、御丁寧に選挙ポスターにまで「3分の2をとらせない」と掲げてその上でこの結果なのだ。それは「イデオロギーそれ自体が敗北した」、と言う意味だが、それは自覚しているのか?…代表選不出馬の理由に先の参議院選挙の結果があるのであれば単なる優柔不断でしかない。だから「勝てない」のである。それを自覚できたのであれば少しは「学習」した形跡があると言えるが、そこは民進党である。果たしてその通りかどうか…?

…しかし岡田克也がどう決断しても何処からか「不満」が出るのが民進党である。民進党東京都連幹事長代行の柿沢未途はTwitterでこの様な「不満」をぶちまけている。

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※どうせなら本人に直接言えば良い。

やはり民進党は「烏合の衆」であると再認識させてくれる。こんな同床異夢の集団を一枚岩に纏め上げよう、と言う発想が根底から間違っているのである。自分達の組織すらまともに纏められないのに共産党等と巧く連携出来る筈がない。良い機会なだけに民進党は代表に「組織を纏め上げられるカリスマ」を求めるよりも各々が「自分達の目指す道」を再認識してそれに基づいて解党して出直すべきであろう。それが民進党の「取るべき道」である。
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民進党の新代表が誰であってもこの言葉が重くのし掛かる事になる。