靖国問題でトランプは「他山の石」だ。

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※「ポスト安倍」を狙うなら先ずは自身が参拝してはどうか?

岸田外務大臣は5日の記者会見で、稲田朋美防衛相が15日に靖国神社を参拝するかどうかについて、
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※安倍政権として「靖国参拝自粛」でも言い出したのか?

「内閣の一員として適切に対応されるものと考える」

と述べた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160805-00000080-jij-pol

…早口に言ってしまえば

「稲田氏が防衛相に就任した事自体で支那朝鮮が警戒・反発しているのに靖国参拝などしようものなら更なる関係悪化を招くから参拝は自粛するべき」

と言う趣旨らしい。少なくとも記事元の時事通信はそう分析している。
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※「ポスト安倍」争いでの牽制ならばその根性は汚ない…

実に奇妙な主張である。組閣人事を一々他国の反発に配慮する理由も必要も一切ないし、靖国神社への参拝云々は本人の思想信条の問題ではないのか?そういう所を気にするから「独立国であって独立国でない」等と内外から揶揄される事になる。そういう理解がないのでは「ポスト安倍」としての岸田外務大臣の器量に疑問が湧く。

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※戦後も「戦没者追悼施設」である意味を理解してから言及するべきだ。

靖国神社支那朝鮮の言う様な場所であるのならば連中がいちゃもん付ける遥か以前にGHQによって靖国神社は消滅させられていたか、別の戦没者追悼施設が出来上がっていたである。靖国神社に参拝する政治家を批判する前に先ずはGHQ靖国神社に手を付けなかった背景とその意味を自分で調べるべきである。そういう理解もないまま靖国神社を参拝する政治家を批判するのは「単なる恥知らずの阿呆」でしかない。

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※如何なる理由でも国のために命をかけた人々を侮辱するとこの者と同類項の謗りは免れない。

現在アメリカでも共和党の大統領候補になったトランプがイラクで戦死したイスラム教徒の米兵の両親を中傷したとして激しく非難されている。トランプにとっては致命傷にもなりかねない発言の模様だが、この件で名前が知れ渡ったフマヤン・カーン陸軍大尉は2004年にイラクに派遣され、精神的な問題を抱える兵士のカウンセラーを務めたり、その人望を買われ、地元住民と米兵の関係改善の一環としてイラク人を基地に雇うプロジェクトでも中心的役割を担ったと言う。今となってはイラク戦争が「間違った戦争だった」と言われればその通りかもしれないが、それでもカーン大尉が「アメリカ」と言う国の為に命をかけた事には変わりはないし、自身は犠牲になったが、多くの米兵やイラクの人々の命を自爆テロから救った事もまた事実である。

靖国神社に祀られている英霊も同様にその戦争の後世の評価とは無関係に「日本」と言う国のために命を懸け、そして犠牲になったのである。そういう英霊が眠る靖国神社や英霊に敬意を示すべく靖国神社に参拝する行為を批判する人間にこの件でトランプを批判する事は出来まい。と、言うよりそういう連中こそ「トランプと同じ穴の狢」でしかないのだ。トランプをその発言から「恥ずかしい人物」と思うのであれば靖国神社やそこに敬意を示すべく参拝する政治家を批判する事は止めるべきだ。
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終戦直後から米兵は靖国神社に参拝していたのだが…

靖国神社への参拝云々と言うのは結局のところ「日本の内政問題」であり、「個人の思想信条の自由」の域を出ない。そこまで他国や他人にとやかく言われる筋合いなど何処にもないのである。稲田防衛相は自身の意思で参拝の是非を判断するべきである事は言うまでもない。
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※「参拝自粛」と言う他からの圧力に屈するべきではない。