支那に媚びる朝日新聞に日本メディアを名乗る資格なし


支那が今月中旬に予定していた支那の外務次官補、孔鉉佑の訪日取りやめを日本側に伝えてきたことが判ったと、朝日新聞が記事にしている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00000107-asahi-pol

孔鉉佑の訪日は、日中韓外相会談の開催に向け、支那外相王毅の訪日を日本側と最終調整する目的だったと言う。更に外相会談を通じて、9月に支那杭州で開かれるG20首脳会議で安倍首相と習近平の会談実現に向けた地ならしを行う、と言うシナリオだったと言うからそういうシナリオはこれで完全に消滅した、と言っても過言ではないだろう。

孔鉉佑の訪日取りやめは尖閣諸島沖での支那公船の活動に日本が再三抗議したことを理由にしていると言うが、それは単なるエゴイズムでしかない。と、言うかそれにも及ばない児戯だと言っても良い。幾ら世界一の人口を誇ろうが、世界二のGDPであろうが、国連常任理事国であろうが、やる事がこの様に童並みでは何にもなるまい。習近平習近平で自分の思い通りにならなければ駄々を捏ねるガキと何ら変わりない程度の精神年齢でよく一国の指導者が務まるものだ。国際社会へ主張をする前に先ずは「国際法のいろは」とか、「人間としての品性」を習得するのが先であるのは論を待たない。
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そもそも尖閣諸島に関しては支那風情が領有権を主張出来る立場でないのは歴史を紐解けば明白である。それ故日本としては支那の主張に配慮する理由も必要も一切ないのだが、朝日新聞はどういう訳か、

「孔鉉佑の訪日取りやめは尖閣諸島沖での支那公船の活動に日本が再三抗議したことが理由で、それは支那の日本への『対抗措置』」

としているがそれはあくまでも「支那尖閣諸島に対する主張にほんの少しでも『理』があれば」の話であって、そんなものが全く存在しない以上、それは「対抗措置」ではなく「我儘勝手」とか「エゴイズム」とでも言うのが正しい表現である。朝日新聞は言葉の使い方を間違っているか、日本のメディアとしての立ち位置、またはその両方が間違っている。
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…それどころかCSIS日本部に客員研究員として出向中の朝日新聞記者の林望なる記者に至っては、

「日本はいまこそ中国の南シナ海での無法な行動に理解を示し、中国抑止の国際的な動きに加わらず、対中関係を改善すべきだ」

「先の事態では日中両国でナショナリズムが高まり、政府の政策選択を狭くした」

「日本もナショナリズムの再現を防がねばならない」

「日本は中国を今回の事態で追い詰めてはならない」

「中国の王毅外相が7月に意外にも日本の杉山晋輔外務次官と会談したことは日本との近隣外交を復活させる意思の表示だろう。日本はこの機会に国際仲裁裁判所の裁定を使って、中国との二国間関係を改善するべきだ。その日本の動きは中国政府に対する中国内部の圧力を緩和させ、より穏健で責任のある道へと進むことを助けるだろう。日本のそのような外交はアジア太平洋地域の安定への寄与を推進するだろう」

…等と主張する異常な思考回路に基づく記事(記事は英文)を書いていた、と言うのだからもう呆れるどころの騒ぎではない。勿論、それを「おかしい」と指摘する記事が出てくるのは当然の成り行きである。

…要するに朝日新聞の記事の書き方では

尖閣問題での日本と支那の緊張には日本にも責任がある」

と言う印象を与えてしまうのである。日本の国際法上の尖閣諸島の領有権の正当性を前提に考えればそういう観点で記事を書くことなど出来まい。それを平気で侵す朝日新聞は一体何処の国のメディアだと言うのか?…政権批判は結構な話だが、「国益」や「自国の領土領海に対する国際法上の正当な主張」まで歪めるのは「言論の自由」を逸脱していると言っても過言ではない。勿論コレが原因で支那尖閣周辺で武力行使でもすればその瞬間朝日新聞外患罪ものである。朝日新聞は少しは自身の「身の程」を知った方が良いだろう。所詮その論理に意味も正当性もないのだから。
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