猫の狩りがもたらした意外な発見

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※猫はカラスまで狩る…らしい。

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スインホーキノボリトカゲ

飼い猫が狩りに成功して飼い主に見せに来る、なんて話はままあるそうだが、その狩りの成果が新たなる発見をもたらす、なんてのは想定外だろう。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00000005-asahi-soci

宮崎県によると、8月18日と同28日、同県日向市の住民の飼い猫が、家にトカゲをくわえて帰ってきたという。それが県に持ち込まれ、特定外来生物と判明したと言うのだ。

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※それがこのトカゲ。

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環境省のまとめ。

環境省によるとこのトカゲ、スインホーキノボリトカゲなる台湾原産のトカゲで、日本にはペットとして入って来たり、台湾からの輸入品に紛れ込んで日本に入り込んだりしたらしい。

体長20~30cm程で、毒を持っていたり、人を襲う、と言った危険な生き物ではない様だが、カマキリの様なそれなりに大きな昆虫を食べたりするらしく、生態系に影響を与えかねない存在として「特定外来種」扱いだったらしい。

野生では静岡県で確認されていたそうだが、宮崎県でも発見された事でいつの間にかそこまで拡散していたのか?それとも紛れ込むケースが後を絶たないのか?実態把握の必要性は確実にあるだろう。

それにしてもこのトカゲを狩った猫、本人はそこまで考えていないだろうが、結果的には「お手柄」と言えるかも知れない。このトカゲ、日本在来の種との交配も考えられるらしく、そういう意味でも危険な生き物だと言えそうだ。いずれにしても日本列島、特に西日本での分布状況把握の必要性はありそうな雰囲気満天、と言えそうだ。