韓国国会と民進党

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※嘘みたいな本当の韓国国会での光景。

催涙弾、放水、チェーンソー…「議論を行う場」には全く相応しくない物騒な道具…と言うか武器が登場する韓国国会。かつて「民主主義を学びに見学に来た」キルギスの大統領の眼前で乱闘騒ぎを起こした伝説まである程だ。

そんな韓国国会でまたもや常人には理解不能な騒動が起こっていたらしい。
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http://www.sankei.com/west/news/161012/wst1610120028-n1.html

話は9月24日に遡るが、この日、韓国国会では13年ぶり6回目となる閣僚の解任決議野党の賛成多数で可決された。これによって解任されたのは農林畜産食品相の金在水。8月に農林畜産食品相に内定後、国会で適性を検証する人事聴聞を巡りネット上に

「あらゆる謀略や嫌がらせを受けた」

などと書き込み、これを問題視されたためらしい。

この解任決議案に反対していた与党セヌリ党は退席して採決を拒否したのだが、話はこれで終わらず、9月30日に韓国国会議長の丁世均が自身のインスタグラムにジャージャー麺と餃子を食べている写真を投稿したところ、何故か与党セヌリ党から猛批判を受ける、という不可解な事件が起こったのだと言う。

理由は金在水の農林畜産食品相解任に抗議するセヌリ党代表の李貞鉉

「丁世均議員が破壊した議会民主主義を復元するために私は命を捧げる覚悟をした」

「巨野の横暴に対抗するために非常手段を使わなければならない」

「丁世均議員が国会議長職を辞任するまで無期限の断食座り込みを今日から始める」

と、丁世均の国会議長辞任を求めてハンストを9月26日に始めていたから…なのだそうだ。
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※ハンストを伝える記事

既にこの時点で意味不明な展開なのだが、要するに

「自分の言動が原因でそれにハンストで抗議している人間がいるのに本人が食事中の写真をネットに公開するのは不適切」

という論理…なのだそうだ。
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※それ以上付け加える言葉はない…
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※自分達で退席しておいて何を言っているのやら?

自分達で採決の際に退場しておきながらそういう事をよく言えるものだと、別の意味で感心してしまうが、日本でも野党、特に民進党の本質的な行動原理はこれと大して変わらないのだから「他人事」と鼻で笑っている場合でもない。

話を戻すと、韓国国会議長の丁世均は野党系の議長である。それ故に金在水の農林畜産食品相解任決議案の採決に踏み切ったのだろうが、彼の立場からすれば、議長として通常の議会運営を行っただけで、頼んでもいないのに勝手にハンストされたあげく、「ジャージャー麺に餃子」という大衆メニューさえ食べるな、とはどういうことか?と反論したくもなるのは当然かもしれないが、これまたどういう訳か、韓国社会ではこういう反論は「タブー」に属すると言うのだからますます理解不能である。

韓国で「ハンスト」に対する反論がタブーなのは1983年、軍事独裁政権時代に、当時野党の総裁だった金泳三(後の大統領)が民主化を求め、自宅軟禁下でハンストを決行した。当時の大統領全斗煥は、金泳三が万一ハンストで死んだ場合、民主化を望む大衆の偶像になりかねないと恐れ、病院へ強制入院させ、その上で政権の関係者数人がその病室のドアをフルオープンにして、廊下に焼き肉などのごちそうを並べ、食欲をそそる香りで金泳三のハンストの決意をくじこうとまでしたという。金泳三はこの「誘惑」、と言うか「嫌がらせ」にも負けず、断食を17日間続行した事で、民主化のシンボル」となった…と言う例があるのがその理由らしい。故にセヌリ党は記者会見で

「1983年に金泳三が命をかけて絶食したときに、病室の外で焼き肉を焼いた人と何が違うのか?政治家の1人として恥ずかしい」

などと主張出来てしまう、と言う訳なのだ。要するに韓国ではハンストは「究極の「反対されない」抗議方法」らしい…が、通常の思考回路ではやはり理解不能だ。
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※だからと言ってハンストが正当な抗議とは言えないが、世界は韓国をこう見ている。
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※丁世均。器が大きいのか?それともバカにするため出向いたのか?

今回のハンストは李貞鉉ら主催者の意図に反してマスコミでの盛り上がりにも欠け、世論の支持も得られず、10月2日に中止、しかもその翌日に標的だった筈の丁世均の見舞いを受けた、と言うから世話ない。世間に恥を晒しただけの結果だと言って良かろう。

流石韓国、国会議員の常軌を逸した言動は世界一。だが、先述した様に日本でも民進党、と言うこれに倣う異常な政党があるから問題なのである。本来であればどの国の如何なる政党から見ても韓国国会など反面教師以外の何物でもないが、安保法の採決を巡る国会対応などを見ての通り、こんなのを手本にしようと言うのだから開いた口が塞がらないどころの騒ぎではない。

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民進党のこういう行為は憲法の品格を毀損する。

憲法41条で「国会は国権の最高機関」と明記されている。立憲主義だなんだと言う前に民進党は過去の自らの行為がどれだけ国会の品格を貶めたか自問自答してみるがいい。民主党民進党になっても政局優先の国会対応、それだけで十分国会の品格を貶めている。それどころか民進党議員が国会に居るだけで憲法41条の趣旨に反する、と言っても過言ではあるまい。そんなに日本国憲法を守りたいのであれば民進党は韓国国会を反面教師にして、憲法41条の趣旨に鑑みて全員辞職してはどうか?民進党の存在そのものが憲法41条の趣旨に反しているのである。
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※所詮民進党などこんな程度でしかない。