自称100万人デモと朴槿恵

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※昼から…
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※夜になってもデモの勢いは止まらなかった…

朴槿恵の退陣を求めて12日に大規模なデモが行われた韓国。自称100万人、警察集計で26万人が参加したと言う。中には「場違い」としか言い様のない「無関係な」連中も混じっていた模様だが、数十万人単位の大規模なデモに違いはない。
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※何故か出鱈目慰安婦像まで登場。
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※何故かJR総連までデモに参加。…日本の恥だ。
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※この連中も、だ。

その渦中の朴槿恵は何もしていなかった…訳ではなく、首席秘書官が全員出勤の下、対策会議を開いていたようだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161113-00000007-cnippou-kr
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※何もこんな時に韓国を訪問しなくても…

「国民の厳しい思いを受け止め謙虚に民心を聞くという立場には変わることがない。法で保障された市民の権利を保障し、速やかに政局を収拾する案を議論した」

とは大統領府関係者のコメントだそうだが、肝心の朴槿恵は10日にドナルド・トランプと電話会談したり、カザフスタンのナザルバエフ大統領と首脳会談を行ったり、と外交に余念がない。また、国会に首相候補の推薦を要請した後、7~9日には何故か宗教界指導者らと相次いで面談していた、と言うのだ。こういうのを「困った時の神頼み」と言うのであろう。しかし、退陣するのも続投するのも必要なのは「自身の政治判断」であり、「神のお告げ」ではない。

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※「神のお告げ」で対応を判断するなら何も変わっていない。

朴槿恵と面談した宗教家は

「外は氷点下10度なのに青瓦台はプラス10度のようだ」

「(大統領が)長期戦を準備し、それなりのシナリオを持っている気がした」

とコメントしているが、宗教家達ははその成否を占いに来たのではないか?と疑いたくもなるが、現時点では国民の退陣要求や野党の二線後退(=大統領権限移譲)要求を受け入れる可能性は大きくはなさそうだ。しかし、

「崔順実問題以降、大統領もこれまでの人間関係に対し非常に後悔している。事実上行政トップの役割は断念した状態で、垣根の役割をする党が派閥対立で崩壊しないことだけを願っている」

と言った雰囲気(与党幹部)なだけに朴槿恵サイドとしては世論反転カードとして3度目の対国民談話を検討できるという話も出ている様だ。大統領府関係者は

「もし3度目の談話をするなら野党が望む二線後退と関連した進展した言及が出てくるだろう」

と話ていると言う。これを野党が受け入れれば与野党党首会談を開催し、首相指名と内閣の人選を終える事で事態を収拾させる肚の様だが、朴槿恵は最大野党「共に民主党」代表の秋美愛と15日、会談するようだ。そしてこの場で秋美愛は朴槿恵に対して国政から手を引くよう「最後通告」を突き付けるのだと言う。

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※これで続投する気になれるのか?

これを朴槿恵が拒否し、会談が決裂した場合、「共に民主党」は党を挙げて朴槿恵退陣運動を本格化させるとみられる。また検察当局は15日か16日に朴槿恵への事情聴取に踏み切る方針だが、国民向けに談話を出そうが出すまいが今後1、2日が大きな山場になる、と言う事だ。

そんな中最近朴槿恵と会った宗教界関係者は、

「朴大統領が予想とは異なり非常に明るい表情と澄んだ目だった。そこで『よくお休みのようですね』と言葉をかけたところ、微笑を浮かべ『睡眠が精力剤です』と話した」

のだと言う。…精神的に非常にタフなのか?それともこれまでの会見での様子は演技で大規模な退陣要求デモさえも屁とも思っていないのか?いずれにしてもこの問題が数日後に山場を迎える事だけは間違いないだろう。それまでに朴槿恵がどう対応するのか?注視に値する。
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朴槿恵にこの声は届いているのか疑問である。