金正男暗殺は僅か2秒の事だった…

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※犯行の瞬間を捉えた2つのアングル。

マレーシアのクアラルンプール国際空港金正男が謎の毒物と見られる液体で暗殺された事件、防犯カメラに映っていたその様子をフジテレビ系の番組「Mr.サンデー」が入手、放映した。
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http://www.sankei.com/smp/world/news/170219/wor1702190058-s1.html


https://youtu.be/oyU43DHQ0Lw
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※僅か2秒で致死量に達する毒物とは何だったのか?

映像からはいったん立ち止まり、行き先を記した掲示板を見上げた後、国際線出発ロビーのカウンターに並んだ金正男に背後から近づいた容疑者の一人、ドアン・ティ・フォンが両手で金正男の顔を覆うように、何かをなすりつけている様子が判る。僅か2秒強の事だった。
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※ここまでは自力で歩けたのだが…

その後金正男は空港係員に何か話しかけ、しっかりした足取りで下の階にあるクリニックに職員と向かっている様子も映っていたが、動画ではクリニックに入る前後から足取りがふらつく様子が伺える。その後ソファに倒れ込み、病院に搬送される途中で死亡が確認された。

実行犯とされるグループのうち、3人は既に逮捕されているが、実行犯のインドネシア人の女とベトナム人の女は

「いたずら動画の撮影だと勧誘された」

「毒物だとは知らなかった」

等と供述していると言う。その襲撃現場の数メートル後方の飲食店に座って襲撃を監視していた男らはいずれも事件当日に出国済みで、

クアラルンプール→ジャカルタ→ドバイ→ウラジオストク

と言う経路を辿って既に平壌に戻っている、との見方もある様だ。逮捕された男の1人、そして既にマレーシアを出国し、国際手配された4人はいずれも北朝鮮国籍だと言う。故に金正男暗殺に北朝鮮が関与していたのは「ほぼ間違いない」と見て良いだろう。15日に死因を特定するためマレーシア当局によって司法解剖が行われたそうだが、その結果は未だに公表されていない。また遺体の引き渡しを北朝鮮が要求している事、司法解剖北朝鮮が反発し、遺体の火葬を要求した事、そして

「犯人らは通常的な化学物質を使っていないはず。新たな種類の化学物質の可能性が疑われる」

と言う毒物学者のコメントが報道されている事などを考慮すれば、北朝鮮としては「公表されては困る何か」が金正男の遺体に残された可能性は高いと言えるかも知れない。それ故の上記の反応、と考えれば合点はいく。
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※犯行グループの構図。

と、なると国際手配された自国民の逮捕、金正男暗殺事件の全容解明に北朝鮮が協力する可能性は限りなく「ゼロ」だと言えるだろう。やはりこの国は「生粋のテロ支援・犯罪国家」そのものである。こんなのにシンパシーを抱く連中も「同じ穴の狢」だと言っても差し支えないだろう。
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※コイツは世界の癌。

マレーシア警察の捜査の結果待ちにはなるが、北朝鮮の犯行」と断定されれば北朝鮮に対する国際社会からの非難は確実だろう。日本も当然そういう国際社会と歩調を合わせるべきだが、拉致問題を忘れてはならない。拉致被害者奪還の為にもこういう時に改めて拉致問題を国際社会に訴える用意も同時にするべきだ。北朝鮮の様な異常な体制の国と国際社会の正義は両立しない。遅ればせながら金正男の冥福を祈るが、諸悪の根源の北朝鮮は断罪されて当然だ。安倍首相に抜かりはないとは思うが、やはりこの国は「疫病神」でしかないと言えるだろう。北朝鮮は「世界の癌」でしかない。
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※素人にしては手際が良すぎるが…