安倍首相はペンス副大統領と何を話し合ったのか?

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※既にアメリカに青写真はあるのか?

安倍首相は来日したアメリカのペンス副大統領と会談した。
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※話し合いをするにも北朝鮮をこちらのテーブルに出さなければ意味はない。
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※同盟国として信頼したい。

言うまでもなく主要テーマは北朝鮮問題だ。安倍首相が

北朝鮮が真剣に対話に応ずるように圧力をかけていくことも必要です。トランプ政権が戦略的忍耐という考え方ではなく、『全ての選択肢がテーブルの上にある』という考え方で対処しようとしていることを日本は評価します」

と、述べればペンス副大統領も

「日本が海の向こう(北朝鮮)から挑発を受け続けている厳しい状況を理解しています。アメリカは100%日本とともにある」

と、応じ、北朝鮮に対して「日本への軍事攻撃」は「アメリカを敵に回す行為である」と見せ付けた、と言っても良かろう。
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※トランプはもう「それ」をやったのか?
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※ペンス副大統領の来日の最大の目的は多分これだろう。

また、会談では北朝鮮問題への対処にあたって支那に対し、「さらに大きな役割を果たすよう働きかける必要がある」ことを確認し、更に少人数会合」も行われた、との事だが、その内容については明らかにされていない。

ペンス副大統領の来日の最大の目的はこの「少人数会合」でのやり取りにある、と言っても過言ではないだろう。内容が明らかでない以上、全ては「推測」に過ぎないが、米軍の「先制攻撃」について言及された可能性すらあるだろう。だとすればそれを前提にした日本の防衛体制の構築や邦人保護などは急務になる。それらに繋がる動きが確認されれば「Xデー」は近いのかも知れない。

そんな中で気になるのはこのニュースである。
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韓国・朝鮮日報が韓国内の情報誌の記事を引用する形で

「4月末までに、中国当局金正恩委員長の亡命を説得する。説得が失敗に終われば、米国は先制攻撃を加える」

と報じたのだ。情報元からして「胡散臭い」と感じる部分はある。「フェイクニュース」の可能性すらあるだろう。だが、コレが事実だとすれば、こういうシナリオも考えられるのである。
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※安倍政権はキチンと対応を考えていた、と言う事か。

この記事は10日付けの紙面のものだった。トランプと習近平の会談直後だ。つまり支那金正恩の亡命を説得する」事は「習近平の意向」と、言うより「トランプの圧力の産物」である可能性も考えられるのである。トランプが行った「シリアへのミサイル攻撃」が習近平の胆を冷やした事は十分有り得る。習近平からすれば「夕食会でそういう事実を知らされる」事とビックマックで応対される」のとどちらが屈辱的なのか?と言うレベルだったのかも知れないが、支那がそうした」と言うより「支那がさせられた」のであれば、この

支那当局が金正恩の亡命を説得する」

話は事実上アメリカが北朝鮮に突き付けた「最後通告」として機能する事になる。
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※ある意味「一番の解決法」ではあるが…?

勿論ここで「金正恩が亡命」だなんて現実味を感じないであろう。勿論「無条件で」とは行かないだろうから、支那「本人と家族の安全の保障」「亡命生活の面倒を見る」「北朝鮮内での振る舞いを不問にする」位の条件を最低限出さないと話にならない。いや、如何なる条件を提示されても金正恩が亡命するとは思えない。それどころか「逆にブチキレて」何らかの行動を起こすかも知れない。だが、それがアメリカの「最初からの狙い」だったとすれば…?

と、書くと勘の良い読者様は「ピンと来た」であろう。不肖筆者の予測通りならアメリカはかつて日本に「ハルノート」を突き付けて日本を激怒させ、先に手を出させたが、今回北朝鮮に対して酷似した手口を仕掛けている、と考えられなくもないのである。先の韓国情報誌は「交渉期限は4月末」としている様だが、アメリカが朝鮮半島に派遣した筈の空母「カール・ビンソン」は未だにインドネシア海域を航行中と言う。到着は25日頃、とも言われているが、

4月末に交渉決裂なら5月上旬に攻撃」

と、言う作戦計画が既に存在しているなら、「カール・ビンソン」の行動も辻褄が合う。
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※連絡ミスで空母がアサッテの方角へ行くのか?

その意味では5月に入ってから、それも韓国大統領選挙の結果が出るまでの間が「一番何かが起こる可能性が高い」とも言える。不肖筆者とて戦争を望んでいる訳ではないし、出来れば穏便に事を収めて欲しい、と思う。その意味では上記のシナリオ通りにならない事を望むが、果たしてどうなるか?一つだけ確実に言えるのは「油断だけはしてはならない」と言う事であろう。
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※いずれにしても「油断」だけは禁物である。