習近平発言に対する韓国の反応の嘘
※あれ、ビックマックは?トランプさん?
「Korea actually used to be a part of China」
と、トランプに対して述べた、と韓国で波紋が広がっている模様だ。
韓国外交部は
「一考の価値もない話」
と述べ、また当局者は
「報道内容が事実かどうかはさておき、過去の数千年間、韓支関係の歴史において韓国が支那の一部ではなかったという点は国際社会が認める明白な歴史的事実」
と述べたと言う。韓国外交部は事実関係を両国に確認していく、との事だ。
米メディアの「ウォールストリートジャーナル」のトランプへのインタビューの席で、習近平は
《支那と韓国の歴史には数千年の歳月と多くの戦争が絡んでいると説明しながら》
先の様に述べたのだとトランプによって明らかにされた。記事では
※古地図でも「朝鮮は属国」と明記されている。
実際に習近平がその通りの発言をしたのか?それとも誤訳されて伝わったのか?それともトランプが習近平の発言を歪曲・曲解して発言したのか?それとも完全な捏造発言なのか?真相は不明だが、韓国で「習近平の発言」として韓国で報じられた事、そしてそれに韓国政府として反発している事だけは確かな様だ。
…とは言え、韓国外交部当局者の言う
「韓支関係の歴史において韓国が支那の一部ではなかったという点は国際社会が認める明白な歴史的事実」
と言うのは歴史的事実に即して考えると相当に怪しい、と言わざるを得ない。
※この旗が何を意味するのか?論を待たない。
※迎恩門。此処で朝鮮王は「三跪九叩頭の礼」で清の使者を迎えた。
少なくとも日本が併合する前に存在した李氏朝鮮、その前の高麗の時点でその当時の支那王朝の「属国」としての存在だった事は明らかである。朝鮮の王は支那皇帝に「臣下の礼」を取り、朝貢していた。その時点で「完全な独立国」とは言い難いだろう。それ以前に「朝鮮」と言う国号の呼称の由来そのものが李氏朝鮮建国時に
「自称したのではなく明皇帝に選んでもらった」
呼称である。この時、「朝鮮」と言う呼称を候補にしたのは朝鮮側であるのは間違いないが、朝鮮側は「朝の鮮やかな国」と言う意味で「朝鮮」を候補にしたそうだが、明皇帝に「朝(貢)の鮮(ない)」国、と解釈されたのだと言う。(注:「鮮」には「少ない」と言う意味がある)…だとしたらマヌケにも程がある、と言うレベルだが、どう考えても「他国に国名を選んでもらう」国が「独立国」とは言えないだろう。そういう意味では習近平が本当に上記の発言をしていたとしても「明らかな事実誤認」とまでは言えないだろう。
※習近平も本音はこうなのだろう。
…いやいや、「現代の永楽帝」を目指している習近平からすれば、周辺国など属国程度にしか思っておらず、それどころかジャイアンよろしく「属国の物は支那の物」とでも思っているのかも知れない。そういう考えで行くなら尚更
となるであろう。そもそも東アジアの歴史に精通しているとは考えにくいトランプが誤解する事はあっても意図的に発言を捏造したり、習近平の発言を歪曲・曲解する意味があるのだろうか?そう考えると習近平が実際にその様な発言をしていた可能性は高いのではないだろうか?
「当然の事」
位にしか思われなかったのだろう。韓国も韓国で、アレコレ騒ぐ前にキチンと歴史を学んでからにした方が良いのは言うまでもない。韓国には支那とも歴史認識を巡る対立があるのだが、こちらも韓国がキチンと歴史を知らないのが原因である。韓国は国として「歴史に嘘を吐く」のを止めて歴史に正面から向き合うべきだ。例えそれが語るのも恥ずかしい歴史だったとしても「それを認める」事が「まとも」への第一歩である。
※こんな嘘出鱈目を堂々と教科書にしている様では救いはない。