不倫問題を追及してもブーメランの民進党
週刊誌報道で発覚した女性問題で経済産業政務官を辞任、更に自民党に離党届を出した中川俊直衆議院議員。報道が事実ならそれは糾弾されて然るべき内容だと言う他ないし、不肖筆者としても庇おう、等と言う気にはならない。
…本人は自身のフェイスブックで謝罪と釈明のコメントを出してはいるが、それで世間が納得するのか?または更なる対応が必要なのか?先ずは本人が判断して適切な対応をするべきであろう。
…と、言うのは不肖筆者の個人的な感想だが、民進党ではそうはいかなかった様だ。
と、本人が国会で説明していない事を「審議拒否」の絶好の口実にしてしまった模様だ。
「人としてどうかしている」
と、口を極めて非難したのだが…
「こんな事までブーメラン」
となってしまうのが「笑えない」、と言うべきか?それとも「笑い事でないが笑うしかない」と言うべきか?
忘れている人も多いだろうが、2011年に蓮舫自身も週刊誌に「不倫疑惑」を報道されているのである。しかも相手の男は脱税をしており、その捜査の過程で覚醒剤で現行犯逮捕までされていた人物だった。その上蓮舫は当時国会でこの問題を追及された際、
「(相手の男性とは)面識がある程度、それだけです」
「(逮捕の事実は)知らなかった」
としゃぁしゃぁと答弁したが、後にこの答弁が虚偽であった事が判明している。また蓮舫が当時就任していた内閣府特命大臣から外れたのも余り知られていないらしいが、この問題と、閣僚の虚偽答弁が原因だったそうだ。…中川俊直の行為は許し難いが、少なくとも蓮舫がそれを非難できる筋合いでない事は確かだろう。
更に
と、女性問題を起こした国会議員は何も自民党議員だけではない。民進党議員でも細野豪志や初鹿明博の様に週刊誌に「自身の女性問題」を報道された「恥ずかしい議員」は確実に存在している。しかも両者共に「議員辞職して」「けじめを付けた」事実など何処にもない。蓮舫の言い分で行くなら中川俊直同様、細野豪志や初鹿明博も
「人としてどうかしている」
類なのだろう。蓮舫自身もそうだが、民進党議員なら「不倫でも酌量の余地がある」が、自民党議員なら「人としてどうかしている」とでも言うのだろうか?蓮舫が知らないだけなのだろうが、世間ではそういうのを「差別」と言う。
「こんな事までブーメラン」