恐るべきシャチの知能

イメージ 1
※シャチ

…実に「恐ろしい」事を伝えている記事である。
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
※ペンギンの運命や如何に?

海に生きる生物の中で「食物連鎖」の頂点グループにいる、と言っても過言でないホオジロザメ。映画「ジョーズ」シリーズをご覧になった方はその恐怖とインパクトは絶大な物があるだろう。だが、そんなホオジロザメが「餌食にされている」と言う恐るべき現実が明らかになってきたのだ。
イメージ 5
※実際に見たら戦慄もののシャチの捕食シーン。

…下手人はシャチ。「キラーホエール」の名に相応しい、こちらも海に生きる生物の食物連鎖の頂点に位置する生物だ。シャチは何でも襲って捕食する、とされているが、ホオジロザメは逆襲されるリスクも高いので敢えて襲わない、と考えられていた様だが、この度南アフリカの沿岸部でここ1週間に何者かに襲われた、と見られるホホジロザメ3頭の死体が立て続けに見つかり、衝撃を与えている様だ。この付近ではこれまでの5年間に4頭の死体が発見されただけ、だったにも関わらず、だ。
イメージ 6
※迫力ではホオジロザメも負けてはいないのだが…
イメージ 7
※やはり戦慄のホオジロザメの捕食シーン。

しかも犠牲になったホオジロザメは何れも肝臓を喰われていたのだと言う。サメの肝臓には、ステロイドなどのホルモンの分泌を促す油性物質スクワレンが豊富に含まれているが、下手人がそれ故「サメの肝」を意図的に狙って襲撃した可能性は非常に高いだろう。ホオジロザメは平均5m、最大11mにもなると言う大型のサメだ。そんなのを襲撃して殺れる生物と言えばシャチ程度しか考えられない、と言うのだ。

しかし、シャチは雄でも平均6m前後。体格ではほぼ互角だ。だが、シャチにはサメにはない武器がある。それは「知能」だ。

シャチがサメを襲撃する事態は目撃例があり、97年に、アメリカ・サンフランシスコ沖のファロン諸島近くでホエールウォッチング中の観光客が「シャチのサメ狩り」を目撃しているのだそうだ。

その後の調査によると、シャチはまずサメに体当たりし、サメの体をひっくり返す。多くのサメは、体をひっくり返されると瞬間的に意識を失い、無防備になるのだと言う。サメは呼吸をするのに「泳ぎ続ける」事が必要な種がいる。底生性のサメは止まっていても呼吸は出来るそうだが、遊泳性のサメはそうでもないらしい。何故かシャチはそれを知っていて「体当たり」する事でサメの動きを止め、呼吸困難にし、気絶させるのだろう。そこを狙えばシャチは「最小限のリスク」でサメを餌に出来る、と言うことか。
イメージ 8
※流石のジョーズも相手がシャチでは「相手が悪かった」のか?

更に恐るべきはシャチが「それ」を「学習して」「仲間に伝授する」可能性まであることだと言う。最初の一回は偶然だったのかも知れない。だが、その結果を全て「学習し」、サメの肝が「美味」とか、「身体に良い」事まで学習して仲間内や世代交代の過程で多くのシャチがそれを知っているのだとしたら、ホオジロザメは最早シャチの敵ではなくなってしまう。流石シャチ、恐るべきである。
※シャチの「頭のよさ」が理解できる動画である。