国連安保理で北朝鮮制裁決議が採択

国連安保理北朝鮮制裁決議が採択された。

イメージ 1



決議は全会一致で採択、北朝鮮の主要輸出品である

(1)石炭
(2)鉄・鉄鉱石
(3)鉛・鉛鉱石
(4)海産物

の輸出を例外なく禁止、決議が100%履行されれば北朝鮮の年間輸出収入の3分の1に相当する10億ドルの減収効果があると推計されている。原油は含まれていないものの、相当の痛手にはなるだろう。…キチンと履行されれば、だが。更に海外で働く北朝鮮労働者について、加盟国が現在より受け入れ人数を増やすことを禁止。北朝鮮の団体・個人との共同企業体(JV)新設や、既存のJVの拡大も禁じ、北朝鮮の外貨獲得手段への締め付けを強化、そして資産凍結や渡航禁止の制裁対象に、北朝鮮外国為替銀行である朝鮮貿易銀行など4団体と9個人を追加している、との事だ。


イメージ 2



と、その成果を強調している。しかし一方で支那国連大使劉結一は記者団に

「対話開始に向けさらなる努力をする」

と語り、温度差も浮き彫りになっている。

ロシアも北朝鮮が発射したミサイルを「中距離弾道弾」だと主張するなど、北朝鮮への擁護姿勢を隠さない。支那やロシアが制裁決議を骨抜きにしたり違反している様では北朝鮮はミサイルを再び発射する事になるだろう。決議自体は評価出来るとしても実効性にはまだ疑問の余地はあるし、日本としてはコレで北朝鮮が核やミサイルの開発を断念するなどと思ってはいけない。

北朝鮮が周囲から完全に孤立しているなら兎も角、現実には支那やロシアがバックに居るから問題が簡単に解決しない。どちらも北朝鮮アメリカとの「緩衝地帯」にしたい、と言う思惑があるからこそ「北朝鮮と言う地域が存在して居なければならない」のだが、どういう形であれ、この民族自体が「地球の疫病神」そのものでしかない。実に厄介な事だが、不幸にも日本はその隣にあり、そこから逃れる事は出来ない。日本が「国として」存続する以上「永遠に対処し続けなくてはならない問題」なのだが、その認識がないのは国家の破滅に繋がりかねない「愚劣極まる」事だ。我々一般人一人の力で出来ることはたかが知れているかも知れないが、少なくともそういう問題を「問題として」認識できる政治家を「選ぶ」事は出来る。間違っても北朝鮮問題を「問題として」認識できない連中に政治を任せてはならない事だけは確かだ。そういう意味では民進党共産党の様な政党を排除する事から始まる、とも言えるのである。