新味がない民進党執行部人事
※それが出来るなら民進党じゃない。
「失われた国民からの信頼と期待」
を取り戻したい肚なのだろうが、報道されている人事を見る限り
「到底期待できない」
事は明白、と言えるだろう。
※この時点で「人選ミス」
前原執行部で取り沙汰されている人事は
・幹事長に山尾志桜里
・役員室長に辻元清美
「代表代行」
での処遇を軸に検討されていると言う。
※優遇すれば良いと言うものではない。
代行選での枝野幸男の善戦ぶりは前原陣営にとっては「想定外」だった様で、前原体制の人事においても
「枝野幸男やその支持者への配慮」
は民進党内においては「必要以上に迫られている」と言える。勿論それを行う事で
「党内の結束をアピール」
する事は実効性は別にして「形だけは」取り敢えずの所は出来るだろう。だが、民進党のこれまでのゴタゴタぶりを見ればそんなものは「上部だけ」と言い切って良いし、それ以前に「前原VS枝野」と言う今回の代表選の構図が民進党内での
「保守VSリベラル」
「これまでとは違って『統一見解を党として打ち出せるか否か?』」
が問われる事になるのだが、執行部入りが取り沙汰される面子を見れば
「期待出来る要素は皆無」
であると言っても過言ではない。
と、言うのも先に名前を挙げた全員が
・民進党での役職
を経験している。つまり
「誰が代表であろうと、執行部入りの面子が誰でどのポストに任命されようが」
悉く民主党政権で要職にあった者か、党役員経験者ばかりで
「全く『新味がない』」
のである。これで「民進党の『変革』」を求めるのは
「無謀にも程がある」
レベルであると断言して良い。…それだけ「人材がいない」と言う「裏返し」と言われれば「そこまでの話」になってしまうが…
※その結果、「新味」は皆無だった。
それで「何をするるのか?」と言う話だが、確実なのは「反安倍」と言う一点だけで、他党との連携を模索するにしても
「共産党なのか小池新党なのか?」
で早速内紛が勃発する「爆弾」がミエミエである。
「民進党の枠組みがある以上は、一緒にやることにはならない」
と、若狭勝に既に釘を刺されている。
他党との連携は「食い物にされる」か「解党か分党」の言わば「究極の選択」を迫られるに等しい。だからと言って民進党の独力で何をしたところで安倍政権を退陣に追い込むなど「夢のまた夢」以上に困難である。どれを選んでも「お先真っ暗」に変わりはないが、前原誠司はどの道を選ぶのだろうか?
尚、この代表選で国会議員の無効票が8票あった。それを投じたのが誰なのかは定かではないが、それだけ
「離党予備軍」
が存在している、と言う受け止めも出来る。早く「変わり身」を見せないと
「離党予備軍はどんどん膨れ上がる」
結果にもなりかねないが、前原誠司は既に「最初の一歩」で「人選ミス」を犯している。
※どうせすぐに「ボロ」は出る。
…民進党再生の可能性は限りなく低い。