「持っていない」前原誠司

イメージ 1

政治家として「成功」を納めるには「運」と言う要素も必要だ、と言われる。岸信介元首相は

「自分の力とか、そんなものより、運が7分です。そっちの方が大きいですよ」

と語っていたと言う。その孫にあたる安倍首相も

「閣僚までは実力でなれる。しかし首相・党総裁は運がないとなれない」

と、周囲に語っていたとか。「首相になった者」と言う立場からだと「自分が『選ばれた』人間だ」と言う傲慢な姿勢にも、また逆に「自身の能力の限界」を認識している謙虚な姿勢、とも受け取れる。現実問題として

「明らかに首相の器ではないのに『運が良い』としか思えない」

経緯で首相になった者もいれば

「『この人が首相だったら』と言わしめる声望や実力が認められている」

にも関わらず「首相の座」に縁がない政治家がいるのもまた「事実」だと言えるだろう。

ところが明らかに「持っていない」と言える政治家もいる。…民進党代表の前原誠司である。


前原誠司。一部では「前何とかさん」と揶揄されている。「本名を言うと呪われる」なんて都市伝説まで既にある。都市伝説は都市伝説、と割り切れば良い話だが、何故か「名前が認知されない」のは事実の様で、麻生副総理に「前島じゃなくて、前原議員…」なんて名前を間違えられたり、片山さつきに「コイツ」呼ばわりされるなどの実例がある。一応「民主党代表」の経験もあり、「悪夢の民主党政権」では閣僚も務めていた、と言うのに…である。

その民主党代表だった時に起きたのが「永田メール事件」である。国会で追及していた根拠のメールが「真っ赤なニセモノ」だったと判明したこの事件、自ら「火に油を注ぐ」真似をしていただけに結果として「野党では異例の」不祥事による「執行部総辞職」と言う珍しい経験を持っている。

現在民進党が最優先で政権攻撃の材料にしている「森友・加計」の件もマスゴミ共の印象操作に惑わされなければ「フェイクニュース」と理解出来るだけにこのまま追及を続けると

「歴史は繰り返す」

を自ら証明する事にもなりかねない。

イメージ 4


それだけでも「妙なタイミングで代表になった」と思えるが、その「永田メール事件」の最中にプレゼントされた「起き上がり小法師」、どういう訳か前原誠司の小法師「だけ」が「起き上がらない」と言う珍事まで起きている。しかもそういう時に「限って」TVカメラが回っており、隠す事も出来なかった。先日も前原誠司はこの小法師をプレゼントされているが、今回はキチンと起き上がった様だが、総選挙で前原誠司民進党は果たしてどうなるか?

イメージ 5


そんな前原誠司の「持っていない」運の「極めつけ」は

山尾志桜里幹事長の頓挫」

であろう。…国民目線から見れば「アサッテの方向」もいいところ、の「山尾志桜里を幹事長」と言う人事を代表就任直後、新執行部の「目玉」として構想していた。ところが御存知の通り、その直前に「文春砲」で文字通りの「木っ端微塵」にされた。まさしく

「よりによって『最悪のジョーカー』を一発ツモ」

だった訳だ。勿論山尾志桜里の不倫に関して前原誠司に責任はないし、仮に前原誠司山尾志桜里の執行部入りを構想しなかったとしても、これまでの山尾志桜里の悪行からすれば「文春砲」は間違いなく放たれたであろう事に変わりはなかった筈だ。勿論結果も、である。

そう考えると山尾志桜里の不倫事件では「当人達以外」では「一番の貧乏くじを引いたのは前原誠司」と言えるだろう。それを「持っていない」と見られてしまうのもここまでの「実績」があると致し方ないと言える。

こうなってしまうと「本人に実力があるかどうか?」など問題にされない。例え「実力がある」と、認めても
「この運の悪さ」では総理の椅子など回って来る筈もない。「実力がない」となれば尚更だ。つまり

前原誠司が首相になれる可能性は限りなく0」

と断言して良かろう。民進党代表以上など「望むべくもない」、と結論して問題はないであろう。勿論国民の手で国民「運を与える」真似をしてはいけない事は言うまでもない。