北朝鮮が太平洋上で水爆実験?

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※トランプ節全開。

国連総会の一般討論演説でトランプがこの様に「北朝鮮の完全破壊」に言及した事に対して北朝鮮は「予想通り」ではあるが、「猛反発」してきた。
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※それを行う度胸はないだろう。

意外にも「初となる」金正恩自らの「声明」を出してきた。それだけでも北朝鮮としては「アメリカの『軍事行動』」を非常に警戒している、とも受け取れるが、北朝鮮の実力でアメリカに対して何が出来る?と言う疑問も出てくるだろう。

言うまでもなく「経済的」な手段ではない事は確実だ。寧ろ逆にトランプの方が

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※行動が早い。

と、北朝鮮と取引のある銀行をアメリカの金融市場から締め出す」大統領令を出す、と言う独自制裁を課した。

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※日米の結束は固い。

日米は「対話より圧力」と言う方針で完全に一致している。日本も同様の制裁を発動しても良いだろう。

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※それをやったらお前も「終わり」だぞ。

北朝鮮アメリカに「強硬な対応」をするなら「軍事的な何か」しか有り得ない。その「軍事的な何か」も、「直接攻撃でない」ならば「核実験」か「ミサイル発射」しかない。そして北朝鮮外相の李容浩によればそれは

「太平洋上での水爆実験」

らしい。

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※連中に言葉は通じない。

と、菅官房長官は牽制したが、それ以前にこのご時世に「大気圏内での核実験」など強行したらどうなるか?それが判らない程金正恩も阿呆ではあるまい。現状でさえ北朝鮮の大使を追放、と言った強行措置に出る国が続出しているのに「太平洋上での水爆実験」など行ったらアメリカに「軍事行動を起こす絶好の口実」を与える事にもなるし、そうでなくても北朝鮮外交官追放、果ては国交断絶などの措置に出る国が更に出る事は間違いないだろう。それでも強行するのだろうか?

…そもそも北朝鮮では「金正恩の権威」は絶対である。故に「対話」でも「圧力」でも「譲歩する」と言う事それ自体が「金正恩の権威を損なう」事を意味するが、「その選択肢」は北朝鮮には存在しない。勿論金正恩の顔が立つ」内容であれば北朝鮮が受け入れる可能性がない訳ではないのだろうが、

北朝鮮が核・ミサイルを放棄する」

事を

金正恩の面子が潰れる」

と、言われればその時点で「交渉決裂」同然である。少なくとも北朝鮮には世界が考える「常識」は通用しない。通常であれば「より国益に叶う」選択肢を選ぶものだが、北朝鮮の場合、

金正恩の顔が立つか否か」

唯一絶対の判断基準である。要はヤクザの理屈と変わりない。「対話」を主張している人はそれを理解しているのだろうか?

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※ヤクザだって「一緒にするな!」と思っているだろう。

「世界の常識」に則っていくのであればそういう「異常な判断基準しか持ち得ない」相手の土俵に上がるより北朝鮮を「世界の常識」と言う土俵に上げるべきなのは言うまでもない。「圧力」とは「その手段」であると言える。その意味では安倍首相は「常識的な判断」をしているに過ぎないのである。「更なる圧力強化」を日本も考えるべきである。
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チキンレースはまだ続く。