政党の公式Twitterアカウントのフォロワー数は支持を反映するものではない。

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ネットでの選挙運動も解禁され、政党がSNSで情報発信する事が「当たり前」になっている現在、政策を訴えるのにネットも有効な手段の一つとして定着している。しかし、である。

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設立されたばかりの立憲民主党、早速Twitterの公式アカウントも開設された。その立憲民主党のフォロワーが僅か4日で12万人を突破し、自民党をも抜き去って政党では1位になっていた、と言うのだ。

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冒頭に掲載した画像の如くこの一件、北陸中日新聞に至っては1面トップ扱いで大々的に報じているが、Twitterでのフォロワー数は必ずしも支持率や議席数を反映するものとは限らない。民進党の様に公式アカウントであるにも関わらずユーザーをブロックする政党もあるのだからコレではフォローしたくてもフォローのしようがない。

またフォローする、と言っても「その政党を支持している」からとは限らない。保守系の人物が立憲民主党共産党の言動をチェックする為にフォローしていたり、逆にリベラル思考でも同様の理由で自民党公明党のアカウントをフォローしていても何ら不思議はない。故に立憲民主党のフォロワーが自民党をあっさり抜き去ったからと言って、

「急速に支持を拡大している」

とは言えないのである。北陸中日新聞の記事は誤った印象を与えかねない。

また、百田尚樹氏はこの件について、次の様な指摘をしている。

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ここで言う「幽霊アカウント」とは実在するアカウントではあるものの、「活動実績の殆どない」アカウントを言う。そんなフォロワーばかりが10万以上あっても然程意味はない。発信した情報がどれだけ拡散されるかが問題なのであって、フォロワー数など二の次である。

立憲民主党がなければこの選挙、リベラル思考の有権者の投票先は殆どなかった。そんなリベラル派の「期待の星」なのかも知れないが、実態がコレでは先行きからして「怪しい」。また百田尚樹氏の様に

「ちょっと調べれば」

すぐに判る事をわざわざ1面トップにするのは「印象操作」を目論んでいると受け取られても仕方ないだろう。しかし実際には

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と、リベラル派が行ったアンケートでさえ、Twitterでは自公の支持が過半数を越えているのである。

この様にフォロワー数は政党の支持を反映するものではない。これからもリベラル派はマスコミを筆頭に様々な印象操作を目論んで来るに違いないが、惑わされてはならない。情報を鵜呑みにせず、自分でその真偽を判断する事が有権者一人一人に求められている、と言えるのである。