有権者を愚弄する演説を仕出かした小川敏夫

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有権者への背信行為を煽る阿呆がいるとは…

選挙での演説における発言でこれ程までに

有権者を愚弄」

する発言をする者も稀である。

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民進党参院議員会長小川敏夫は12日の街頭演説で

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と、愚劣極まる発言を仕出かした。

民進党分裂の原因や経緯はどうであれ、希望の党に合流して「希望の党公認」で立候補した民進党出身者は当選すれば「希望の党の議員」であるべきなのは論を待たない。選挙が始まるからと言って合流し、選挙が終われば「ハイ、サヨウナラ」で誰が納得すると言うのか?小川敏夫の発言は

「『主権者である国民』をバカにした上で」

「議会制民主主義を冒涜する」

ものである。そして改めて民進党出身候補は「政策の実現」より

「自身が『議員であること』」

を目的に立候補していると言っているに等しい。民進党が「国民から信用されない」理由を自分の口で述べてその意味を理解しない程度の人間参院議員会長になってしまうのだから政党としてのお里も今更ながら知れている。本人としては

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と、釈明しているが、既に「手遅れ」の模様で発言が報道された事で多くの国民から反発を買って希望の党立憲民主党に逆風となってしまった。それらの票が共産党に流れるならば小川敏夫としてもまだ救いはある、と思うのかも知れないが、そういう「批判票」はえてして自民党へと流れる事も多い、と言えるだろう。

「安倍政権を絶対に打倒する」

と言いながら自分の手で

「事実上の援護射撃」

をしていれば世話ない。こういう阿呆自身やその阿呆が推す様なレベルの候補を

「国会に送らない」

事が「政治の浄化」の第一歩なのである。
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民進党は既にバラバラ。これを纏められる器量があるなら最初からこうはならない。

…そもそもこんな「訳の判らない」事態になっているのは

「ある政党の党籍を持ったまま他党の公認候補として出馬出来てしまう」

選挙制度の欠陥にある、と言えるだろう。そういう「二重党籍候補」は想定していなかったのかも知れないが、言わば「脱法」とも言えるこの選挙戦術を明確に「違法行為」と定義しないとこういう事が繰り返され、「民意を反映した政治」が疎かになる懸念さえ出るだろう。国会改革の一環として与野党問わず取り組んで貰いたいものだ。
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※この規定により、比例選出議員の政党間移籍は失職を伴う。

また、小川敏夫が言う様な

「選挙後の出戻り」

公職選挙法99条の2によって希望の党離党→民進党」と言った具合に直接行えば比例選出議員は失職する。比例で「希望の党」と投票した有権者への背信行為になるからだ。しかし、

希望の党離党→新党結成」

と言った抜け道があり、それによって「民意に背いた議員」が存在し得てしまう。「国会議員の身分保障」や「結社の自由」との兼ね合いが難しい所ではあるが、この様な「民意に背いた議員」を誕生させない仕組みの構築も国会改革の一環として必要であろう。

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枝野幸男が「まとも」に見えてしまう恐ろしさ。

事情や理由がどうであれ、この総選挙、民進党が「自分達の理念」を全面に掲げて「戦えなかった」事に変わりはない。選挙に際して自分達の理念を掲げて選挙戦を戦えない政党などあってもなくても「惨め」な存在でしかない。小川敏夫

長嶋茂雄さんの言葉を借りれば、民進党は不滅です!」

なんて言っていたが民進党の分際でがそれを言うのは長嶋茂雄氏にも巨人軍にも失礼だ。それを言うならいつぞやの巨人戦の最中にフェンスによじ登った男によって下げられた垂れ幕ではないが、

民進党ハ永遠ニ不ケツデス!」

「国民ヲアザムクナ!」

天誅!悪ハ必ヅ滅ビル!」

と、言う方が民進党にはお似合いである。また小川敏夫

「これまでの民進党のように(左右)両ウイングが結集すべきだ」

とも述べたそうだが、

反自民

「議員になる」

と言う点でしか結集できなかった民進党が今更

「左右融合の統一見解」

など出せる筈もなく、

「同じ過ち」

を繰り返す「だけ」の存在にしかならないのは火を見るより明らかだ。希望の党合流」と「立憲民主党」に別れた以上、民進党そのものに存在価値がない。その現実を認識できないレベルの人間に政治を任せる事など間違っても出来ない。その有権者の意思」を知らしめるべく、希望の党立憲民主党に「投票しない」事が国民に求められているのである。

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民進党も、希望の党も、立憲民主党も国政には「不要」である。